トイレトレーニングを嫌がる

「そろそろトイレトレーニングを…」と思っているのに、子どもがトイレに入るのを嫌がり進まない…。トイレトレーニングは、いつから、どのように進めるとよいのでしょうか。

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排泄のタイミングや方法を変えていくのは、子どもにとって、大きな変化です。
慌てず、焦らず、まずはトイレの中で遊んでみたり、おまるに人形を座らせてみたり、トイレという環境やおまるなどに慣れるところからはじめましょう。
ルール・準備物
お子さんの好きなおもちゃ、人形など
遊びながらトイレの意味を理解しましょう(おまるを使った例)
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おまるに人形を座らせ、トイレを使用するごっこ遊びをします。

ビー玉などを使って「うんち出たね~」など声かけをしてもよいでしょう。
トイレという場所自体を楽しいものにしましょう
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トイレにお子さんの好きなおもちゃやキャラクターを置くなどトイレの空間を楽しく演出してみるのもひとつです。 使用済みのオムツを、トイレの中のオムツ用バケツに捨てに行ってもらいましょう
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トイレトレーニングは、「トイレ」という場所が何をするところなのかを理解したタイミングで行いましょう。
排泄をすることと、トイレという場所がお子さんの中でリンクすることが大切です。

トイレの中にオムツ用のゴミ箱を設置し、使用済みのオムツはお子さんと一緒に捨てに行くようにします。そのとき、「ウンチをトイレに流す」様子を見せるとよいでしょう。
タイミングをはかって、トイレへの声かけをしましょう
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遊びに熱中しているときは声をかけても、なかなか応じてくれないことが多いと思います。

「お散歩行こうか」などお子さんの興味をひく活動や遊びなどを提案し、一旦注意を切り替えましょう。

「○○する前におしっこに行こう」と楽しみを後に持ってくるのも方法のひとつです。
ワンポイント
おしっこの感覚が2~3時間あくようになってきたら、トイレに誘うチャンスです。 誘うタイミングは膀胱におしっこがいっぱい溜まった時です。 漏らしてしまっても慌てて拭かず、「いっぱい、ち~出たね!」など、声をかけましょう。 このときに叱ってしまうと、子どもは「排泄することがいけないことだ」と学ぶ場合があるので注意しましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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