家以外のトイレにはいれない

ショッピングモールやコンビニなど
自宅以外のトイレが苦手ということはありませんか?

お子さんの不安を解消しながらステップを踏んで苦手を軽減していくことが大切です。

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トイレにあるエアータオルは、いつ音が鳴るか予測ができないもの。音も大きいため、お子さんにとっては少し怖いものなのかもしれませんね。お子さん自身がエアータオルを使用しなくても、トイレに行くと誰かがつかっていて鳴る場合が多い、ということを予め伝えましょう。
ルール・準備物
スマートフォンやパソコン
音が怖い場合は、イヤーマフや耳栓をつかってみましょう エアータオルの疑似体験でイメージをつかもう! 実際に目の前にあると、ドキドキしてしまいお話ができない場合は、エアータオルの商品説明などの動画を見ながら「どんなものなのか」を説明してみましょう。

手洗いの後に、機械に手を入れると温かい風が出てきて手が乾くことを、お子さんの理解にあった言葉で説明します。
いつ、どんなときに、何をするものなのかが理解できると、トイレの中で音がなるタイミングをイメージしやすくなるでしょう。

また、実際に外出先でトイレに入る場合は
「なかで(エアータオルの音が)鳴ってるかもしれないね」など、トイレの様子を事前にイメージできるような声かけをしておくのも大切です。

トイレに入れない原因が、明らかにエアータオルや自動水洗の場合は、事前に外出先に問い合わせて有無を確認しておくのも1つですね。

また、手をドライヤーで乾かすなど、自宅で疑似体験してみるのも良いかもしれません。
エアータオルがあるトイレだけはどうしても苦手…そんなときに出来る工夫は?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ワンポイント
安心して外出を楽しむため、誰でもトイレ(車いすの方なども無理なく使用できる大きさの個室のトイレ)の使用もよいでしょう。 個室内に手洗い場もあり、保護者も一緒に入れるので、サポートがしやすいかもしれませんね。 場合によってはおむつの使用も検討してみましょう。 お出かけでトイレに入れないことは、親子ともども大変なストレスです。無理に入ることはできるだけ避けましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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