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着替えるために必要なスキルとは?3つの要素をご紹介
着替えが遅い、なかなか上手にボタンをはめられない…。「着替え」が出来るために、必要な発達の要素をご紹介します。
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そんなときは、「どうして出来ないのだろう?」「どうすれば出来るようになるかしら」と、お子さんが躓いている理由を探ってみると良いかもしれません。
まずは着替えに必要な要素を知ることから始めてみましょう。
着替えは、複数の要素が絡みあう、複雑な動作です。
その中でも、特に重要な3点をご紹介します。
姿勢バランス 例えば、立ったままズボンを着脱するには、片足で身体を支えるだけの姿勢バランスが必要となります。
また、座ったままズボンや靴下を着脱する時でも、手足をスムーズに動かすためには安定した姿勢バランスが必要となります。
「安定した姿勢バランス」が獲得できていないと、バランスを保つことにエネルギーを使いすぎるために、手足をスムーズに動かすことが難しくなります。 ボディイメージ ボディイメージとは、自分の身体がどんな格好になっているか?また、どんな動きをしているかをイメージできる力です。(身体図式、という場合もあります。)
着替えを行う際は、自分の身体を見ないで手足を動かす動作が多く含まれます。
つまり、自分の中にあるボディイメージを参照しながら手足を動かしていきます。
このボディイメージが曖昧な時期は、手足を思い通りにスムーズに動かすことが難しくなります。 ボディイメージを高める工夫は?−親子のヒント「絵を描くことが苦手」より 協調動作 Tシャツを着るとき、Tシャツを持った手は上から下へ、頭は下から上へ伸び上がります。手と頭の協調動作が必要ですね。
また、Tシャツを脱ぐときは、右手は身体側へ引っぱり、左手は右の袖を持って身体から遠くへ引っ張る…など左右の協調動作も必要になります。
このように、着替えには多数の協調動作が含まれます。
協調動作が難しいと動きがぎこちなく、着替えをスムーズに行うことが難しくなります。
協調動作の遊び−おうち療育「ボタンやホックがはめられない」より 「何でできないの」「ちゃんとやって」といって、繰り返し練習するのではなく、遊びの中で色々なスキルを育めるよう意識してみてくださいね。 ※記事中の画像はイメージです
監修者
高畑 脩平
先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師
奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員
奈良県障害者総合支援センター
作業療法士
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