外出先などで、急にその場からいなくなる

外出先などで、お子さんが急にいなくなってしまうのはどうしてなのか分からず、困っている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
お子さんの関心が他のところに向きやすいことで衝動的に行動してしまったり、音などへの過敏性などからその場にいることが嫌だと感じて突然出ていこうとしたりするなど、何かしらの理由があるのかもしれません。
お子さんの気持ちに合わせて対応を考えていきましょう。

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「見たいものがある時は声をかける」など、外出時に守るルールを事前に確認しましょう。

いざという時にその場で思い出せるよう促していきましょう。
ルール・準備物
自宅のドアの内側に、ルールの貼りだすなど
1 自宅から出る前にルールの確認しましょう
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①手をつなぐ
②見たいものがあったら「あれ見たい」と言う

などシンプルな言葉でルールを作りましょう。
簡単なイラストなどをそえるのもよいかもしれません。
2 人が多くなってきたり、車が増えきたりする前にもう一度ルールを確認してみましょう
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自宅での確認内容をずっと覚えているのは難しいものです。

静かな道にいる時や、バスから降りる前(座っているとき)などに改めて確認しましょう。

そのときも、紙に書いたルールを一緒に見ながら、言葉と目で確認できるとより良いでしょう。
3 ルールを守れたらたくさんほめましょう
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離れずに目的地にたどり着いたら”ではなく、こまめに声をかけられると良いでしょう。

「車が止まってるけど、もう少し手をつないで歩こうね」
「車があったけど、一緒に歩けたね、えらいね」
など、状況や行動を具体的な言葉で伝えましょう。
ワンポイント
じっとしていられないお子さんの場合、 大人が思っているよりも強い衝動性を持っている場合もあります。 いつも衝動性を抑えなければいけない、というよりは「道路をあるく時は気をつける」「公園は思い切り遊んでも大丈夫」などとメリハリをつけることも大切です。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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