先生のお話が分かっていない

保育園や幼稚園で「お絵かきをするのでクレヨンを出しましょう」と先生が声をかけても、うちの子は無反応……。どうすれば先生の話を理解できるか、お子さんに一番合った方法を探しましょう。

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お子さんの興味を引くものがたくさんあると、先生の話に集中して聞くことが難しい場合があります。園と協力して、お子さんが先生の話に集中できる環境をつくることができるとよいでしょう。
声がよく聞こえ、先生以外の人が視界に入らないような位置に座ることができるか相談してみましょう
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車や電車など外の音が気になる場合は、窓やカーテンを閉じます
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先生が話しているときに、キャラクターやおもちゃなどお子さんの気になるものが見えないようにします。子どもの目には先生と壁だけが見えている状態が望ましいでしょう
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また、「今から大事なお話をします」とアナウンスをしてもらったり、「◯◯くん、お話はじまるよ」と個別に声をかけてもらったりすることができるかも相談してみると良いでしょう。

周囲のお友達の行動に気を取られてしまう場合もあるので、気になる行動をするお友達との席をはなしてもらったり、落ち着いてお話しを聞いているお友達のエリアに座れるよう誘導してもらったりするのもひとつの方法です。
ワンポイント
耳や目から入る情報は、思いの外多いです。せっかく先生の話の内容自体は理解ができるものでも、話を聞くための身体の準備ができていないと聞き逃してしまいます。園の先生に、お子さんにとっての「指示を聞き取りやすい環境」を説明して配慮をしてもらえるか相談してみましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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