先生のお話がわかっていない

「お絵かきをするのでクレヨンを出しましょう」と先生が声をかけても、うちの子は無反応……。どうすれば先生のいうことをきけるのか、お子さんに一番合った方法を探しましょう。
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お子さんの興味を引くものがたくさんあると、先生の話に集中して聞くことが難しくなります。園と協力して、お子さんが先生の話に集中できる環境をつくっていきましょう。
また、「今から大事なお話をします」とアナウンスをしてもらったり、「◯◯くん、お話はじまるよ」と個別に声をかけてもらうことも相談してみると良いでしょう。
周囲のお友達の行動に気を取られてしまう場合もあるので、気になる行動をするお友達との席をはなしてもらったり、静かなお友達のエリアに座れるよう誘導してもらうのも一つです。
ワンポイント
耳や目から入る情報は、思いの外多いです。せっかく先生の話の内容自体は理解ができるものでも、話を聞くための身体の準備ができていないと聞き逃してしまいます。園の先生に、お子さんにとっての「指示を聞き取りやすい環境」を説明して配慮をしてもらいましょう。
また、お子さんへの配慮のお願いはきっと他のお子さんにとってもわかりやすい環境となるでしょう。「うちの子だけ特別扱いは気が引けちゃう」と思うかもしれませんが、園の先生に相談してみましょう。
周囲のお友達の行動に気を取られてしまう場合もあるので、気になる行動をするお友達との席をはなしてもらったり、静かなお友達のエリアに座れるよう誘導してもらうのも一つです。




井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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