先生のお話が分かっていない

保育園や幼稚園で「お絵かきをするのでクレヨンを出しましょう」と先生が声をかけても、うちの子は無反応……。どうすれば先生の話を理解できるか、お子さんに一番合った方法を探しましょう。

5668 view

先生の指示を聞いていても、理解が深まらない場合、周りのお友達の様子に注目できるように促してもらえるとよいでしょう。
1 説明をしっかり聞いていても、いざ取り組むときに不安になったり分からなくなっている場合に「お友達はなにをしてる?」と問いかけてみましょう
説明を聞いても、実際にどう動いたらいいのか理解できていないときはの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
2 お友達の様子を見て、理解できるようになってきたら、「お友達はなにをしてる?」という声かけをできるだけ少なくしていきます
説明を聞いても、実際にどう動いたらいいのか理解できていないときはの画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
自分で周囲の友達の動きを見て、動き始めることができたら、たくさんほめましょう。 3 分からないときの質問方法も伝えましょう
説明を聞いても、実際にどう動いたらいいのか理解できていないときはの画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
・「先生」と言う
・「おしえて」と言う、
・手を挙げる

など、お子さんの理解に合わせてチャレンジしてみましょう。
ワンポイント
友達の様子をみて、今取り組むことを理解できたらしっかりとほめることが大切です。日常生活のなかで分からないことはたくさんあります。その場でそのままにしておくと、段々とその場の意味が分からなくなったり、逃げ出したりすることもあります。分からないときには「分からない」と言えるようになることで、園生活で先生の話が分かっていないときにも、集団活動に主体的に参加できるようになるかもしれません。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『幼稚園・保育園』TOPへ戻る >