ごっこ遊びができない

役割になりきった会話が難しかったり、ごっこ遊びの輪の中でも1人の遊びに走ってしまったり。そんな時に出来る工夫をご紹介します。

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ごっこ遊びは好きだけど、自分から入れない、始まっている遊びだと誘われても「出来ない」「いや」と輪に参加しない場合は、遊びへの途中参加の仕方がわからないのかもしれません。
会話が始まっていると、途中から入るのは意外とむずかしいごっこ遊び。遊びへの加わり方を教えてあげましょう。
ルール・準備物
紙、ペン
1 遊びへの参加の仕方を一緒に考えてみましょう 「入れて、と言うよ」など、何と言えば良いかセリフそのものを教えることがポイントです。

状況をイラストに書いて説明すると、よりわかりやすいでしょう。
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2 大人とお子さんとで、遊びに加わる場面のロールプレイをしてみましょう 「入れて」と言う練習をします。

お母さんが友だち役になり、ブロックやおままごとで遊び、「入れて、と言ったら一緒に遊べるよ」と伝えます。

お子さんが「入れて」と言ったら、「いいよ」と答えて一緒に遊びましょう。
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少し一緒に遊んだら練習終了です。「入れて」と言えたことをたくさんほめてあげましょう。
3 登園時に、お子さんと一緒にトライしてみましょう 朝登園して、お子さんが遊べそうな友だちの輪を見つけたら、お子さんに「入れて、と言ってみよう」と声をかけましょう。  先生にも、練習をしていることを伝え、先生からもお子さんに「入れて」と言うよう声をかけてもらえると良いですね。
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ワンポイント
地域や園によって、仲間に入りたい時の声かけが違う場合があります。 「入れて」や「よせて」「まぜて」などがありますので、先生に聞いてみるのも良いでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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