他人との距離感が近い
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大きくなったのに未だに「だっこ」をせがんでくる、異性の友達やはじめて会った人との距離が近いわが子・・・。人懐っこいのはいいけれど、相手の気持ちをわかってほしいときもありますよね。ほどよい距離感を身につける練習をしていきましょう。
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誰にでも距離感が近い場合は、身近な人との関係性を見える形にします。どの関係の人とはどのくらいの距離感がちょうど良いか教えましょう。
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お子さんの身近な人を書き出しましょう
「人間関係の輪」を描いて、身近な人との関係性を見える形にします。
2
どの関係の人とは、どのくらいの距離がちょうど良いか、絵カードを動かしながら伝えます。
実際に自分のイラストと、相手のイラストを用意して、机の上にどれくらいの距離をとるべきか並べてみるのもよいでしょう。
机の上の距離と、実際の距離がイメージしにくい場合は、椅子の絵を書いて「◯個分離れる」など書いてみても良いかもしれません。
アイテムを使わなくても分かる場合は、表にしてみるのもよいでしょう。
例)
・お母さん→すぐとなり
・近所のおばちゃん→腕一本分
・知らない人→2歩後ろに下がる
「後ろに2歩」などがわかりにくいお子さんもいます。そのときは、お子さんの理解にあった表現で伝えていきましょう。
ワンポイント
人懐っこいことは悪いことではありません。しかし、相手の気持ちを考えることの大切さや、初対面の人と距離が近いと時には危険があることを伝えましょう。そして、距離が近すぎるときの注意だけではなく、うまく距離が取れている場合は「今ちょうどいい距離で話せたね」などしっかりと褒めてあげましょう。
机の上の距離と、実際の距離がイメージしにくい場合は、椅子の絵を書いて「◯個分離れる」など書いてみても良いかもしれません。
アイテムを使わなくても分かる場合は、表にしてみるのもよいでしょう。
例)
・お母さん→すぐとなり
・近所のおばちゃん→腕一本分
・知らない人→2歩後ろに下がる
「後ろに2歩」などがわかりにくいお子さんもいます。そのときは、お子さんの理解にあった表現で伝えていきましょう。
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井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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