自分のルールやペースにこだわる

自分のペースを崩されるのが苦手、一度慣れたルーチンを変えることができない……など。そんな、こだわりの強いお子さんと日常でできる工夫をご紹介します。

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集団のルールや約束は理解できていても、自分のルールを優先してしまうことがあります。守りやすい具体的な約束や手順を示し、守れたらたくさんほめてあげましょう。達成感を持つことが約束を守れるようになる第一歩です。
ルールを守る、という習慣や経験をつくるため、まずは守りやすい小さな目標をお子さんと一緒にきめましょう 手順を細かく分けて、具体的に示すと守りやすくなります。 約束を守る期間を決めます。 (例)1週間 期間を短くすると、守りやすくなります。守れるようになったら、少しずつ期間をのばしていきましょう。 約束を守れているかどのように確認するか一緒に考え、 約束を守れたときのご褒美や、守れなかったときの罰を決めます。 お子さんと内容を確認したら、約束の証として紙にサインを書きましょう。
ルールは分かっているのに自分のこだわりを優先してしまう場合にできる工夫の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
1日、3日などお子さんに合った期間から始めていきましょう。
取り組み始めて「できた!」という達成感までの期間がながいとモチベーションも続きにくくなります。
出来た量をポイント制などにして視覚化しておくのもよいでしょう。
ワンポイント
約束をしたことをお子さんに認識してもらえるように、行動契約書を作成します。約束の内容だけでなく、約束を守れたときのご褒美なども分かりやすく確認できるため、お子さんのやる気も高まり、達成しやすくなります。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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