自分のルールやペースにこだわる

自分のペースを崩されるのが苦手、一度慣れたルーチンを変えることができない……など。そんな、こだわりの強いお子さんと日常でできる工夫をご紹介します。

5880 view

自分のルールやペースがあることは悪いことではありません。しかし、集団の中では自分のルールやペースよりも集団のルールや流れを優先したほうが良いときもあります。場面別に分かりやすく伝えられるよう、学校の先生にも相談できるとよいでしょう。
1 集団でのルールや流れを書き出します
集団でのルールや流れに合わせるのが苦手な場合【学校での工夫】の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
いつでも見て確認できるように、文章で示します。

(例)
1.チャイムが鳴る
2.遊びをやめる
3.教室に入る
2 ルールをお子さんに伝えましょう
集団でのルールや流れに合わせるのが苦手な場合【学校での工夫】の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ほかにも子どもがいる場合は全員に伝え、みんながルールを理解している状態にしましょう。
理由があったほうが理解できるお子さんの場合は、以下のように理由をわかりやすく書いておくなどするとよいでしょう。
集団でのルールや流れに合わせるのが苦手な場合【学校での工夫】の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
3 お子さんがルールを守れたら、たくさんほめましょう
ワンポイント
お子さんのルールやペースを無理やり崩そうとするのではなく、集団での適切なルールをインプットすることを目指しましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『小学校』TOPへ戻る >