「ごめんなさい」を言えない

自分の失敗を認め、相手の気持ちを思いやり、更に言葉にする。子どもにとって「あやまる」ということはとても難しい作業の一つです。
頭ごなしに叱ることなく、子どもの言い分を聞き認めてあげたうえで、少しずつ謝る練習をしていきましょう。

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絵本、マンガなどをつかって「ごめんなさい」の必要性を一緒に考えます。

謝る場合、謝らない場合に、相手がどのような気持ちになるか、これからの相手との関係にどのような影響があるかの理解を深めます。
ルール・準備物
絵本
絵本を読みながら、一緒に考えてみましょう
謝る目的がイマイチ伝わっていないのかなあと感じるときは…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ごめんね ノルベルト・ランダ著 絵本の登場人物とお子さんや謝りたいお友達を重ねて考えてみましょう
謝る目的がイマイチ伝わっていないのかなあと感じるときは…の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ごめんねともだち 内田 麟太郎 著 その日の出来事を思い出しながら、一緒に考えてみるのも良いでしょう。

「素直に謝れるというのは、とてもすばらしいことだよ。強い人だね」など、謝ることを前向きにとらえられるような伝え方をしてみましょう。

また、何か謝らなければいけない出来事があった場合には、まずはお子さんの言い分を最初に受け止めてあげる事も大切です。
ワンポイント
「○○ちゃんもこのワニさんみたいにかなしかったんじゃないかなぁ」など、絵本の登場人物とお子さんや謝りたいお友達を重ねて、声かけをしてみるのもよいでしょう。 謝ることの大事さに気づけるよう、まずは本人の言い分もしっかり聞き、そのうえで「なんて言ったらいいかな」と謝ることを促しましょう。絵本のなかのせりふを探して、同じように言えるように練習してみるのも良いです。 謝れたらしっかり褒めてあげましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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