収納も家電も...使いこなせないものは、思い切って撤去してみた

それから、2度の引っ越しを経て、フタのあるものをリストラし、なるべくフタのないものへと取り替えました。
フタのある家具や家電を家に置かないと決意した
Upload By 寺島ヒロ
さらに昨年の春にもう一度引っ越した際、アパートの目の前にスーパーとコインランドリーがあるのを見て、ついに冷蔵庫と洗濯機もリストラしてしまいました。不便が出てきたらまた買えばいいと思って始めたのですが、あれから1年、意外と困っていません。

暑い夜にどうしても冷たい飲み物が欲しくなり、駅前のコンビニまで行ったことがありましたが、それも2~3回のこと。このために365日、家にあんな大きな箱を置いて冷やし続けていたのかと思うと、逆に不思議です。
 
大きなフタの付いた箱を家から撤去してみると、家の中に死角が少なくなり、とりあえず隠しておいた段ボール箱などを捨て忘れることも無くなり家の中がスッキリしました。
ついでに、吸い込んだゴミが溜まっていることに気がつかず、ゴミパックを開けるたびに大変な思いをしていた掃除機もやめてしまいました。皆さんはご存知ですか?ゴミパックの限界を超えて掃除機をかけようとすると、全く吸い込まなくなるんですよ!しかもそうなってから不用意に掃除機を開けると、紙のゴミパックがぽんって爆発するんです!!(涙)
 
掃除機があるときは「掃除は掃除機を使ってするもの」と思い込んでいたのですが、なくなってからよく考えてみるとわが家はみんな掃除機の音がキライで、掃除機をかけている間歯をくいしばって耐えていたのですよね。私もあの「ブィィイイイ~ン」という音を我慢して掃除機をかけていたのですが、ホウキに替えたことでその音のストレスから解放され、以前よりこまめに掃除をするようになりました。

習慣を疑ってみると、新しい発見があるかも

わが家のように「便利なものでも世話ができないものは使わない!」と何もかも排除していくのは、誰でも使えるライフハックではないと思いますし、私も決しておすすめはしません。

しかし自身に発達障害があったり、発達障害のある子どもを育てていたりすると、家をキレイに保つということが鬼難度だったりします。もし日々の片付けや掃除で消耗していると感じたら、「もしかしたらこの作業、丸ごとなくてもいいんじゃないか?」と疑ってみるのも、たまには良いんじゃないでしょうか。

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