暴れる=障害!?

数年前、娘が高校生のとき、家で暴れていた時期がありました。
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【発達障害と思春期3】怒りの感情との付き合い方に悩む17歳の娘。夜中に家を飛び出し、向かった先は?

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母の前でだけ荒れる娘――警察への電話を踏みとどめてくれた先生の一言。ギリギリな毎日で記憶すら曖昧な、娘の高校時代のこと

息子はそのとき、小学校の低学年でした。
それまでの姉からは想像できないほどの豹変ぶりを彼は目の当たりにしていました。

そのときの様子がよほど印象深かったのでしょう。息子は今回自分が暴れた原因が、姉と同じように障害由来ではないかと心配したようです。

それは“きょうだい児ならでは”の発想なのでしょう。

私は息子に熱せん妄の説明をし、姉が暴れた原因とは違うことを伝えました。

思春期の息子に対し

今年中学生になった息子は、
「親に自分の部屋に入って欲しくない」
「友達に姉の障害の事を知られたくない」と思うようになってきています。

親を疎ましく思い、友達に大きく左右されるといった典型的な思春期を迎えています。

また、精神的にも知的にも息子は姉を追い越し始めてきています。

息子が私に「姉さんに対してどう接したら良いかわからないときがある」と言ったこともあります。

小学生のときとは明らかに違ってきています。

今まで事あるごとに娘や主人に対して障害の特性について対話を重ねてきたのと同様に、これからはきょうだい児である息子に対しても、娘の障害について丁寧に話をしていく必要があると感じています。
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「お姉ちゃんには障害があるの?」自閉症の子のきょうだい児の成長に、願うこと

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「才能があっていいな」自己肯定感の低い発達障害娘を褒めていたときの、息子の一言でハッとして。メディアの影響も?

おまけ

息子が回復するまで同じ部屋で寝たり、日中そばでずっと見守ったり、熱せん妄をおこした際には抱きしめたり体をさすったり、と濃厚接触をしていたにもかかわらず他の家族にインフルエンザは感染りませんでした。

マスク、消毒、手洗い、うがい、換気などの対策をすれば、家庭内感染の予防はできるんだなぁ、と実感できたできごとでもありました。

おしまい
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ASD(自閉スペクトラム症)の幼児期~思春期の特徴、診断方法、治療や療育方法を解説【専門家監修】

障害のある子の「親なきあと」
渡部 伸 (著)
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