障害がある息子のしつけで思うこと
パパはきっと今日、私が話したことを深刻に受け止めすぎて、叩くほど怒ることでもないのに、思わず手が出てしまったのでしょう。でも、きいちゃんには、何でいきなり叩かれたのか分からなかったと思います。
私はビックリして、パパに「叩くのは間違っているよ!」と思わずその場はきいちゃんをかばいました。パパは「全然強く叩いてないし、これくらいしないと分からない!」と興奮状態でしたが、しばらくしたら反省し、きいちゃんに謝っていました(ちなみにうちでは「何があっても体罰はやめよう」と普段から体罰はしないと2人で決めています)。
小さな子どもは、やったことはその場で叱らないとなんで叱られたのか伝わりません。障害があればなおさらです。ときがたって強く怒られても、なぜ自分が怒られたのか分からずパニックになってしまうだけだと思います。
だけど、体罰はやはりいけないと私は思います。
なぜなら、自分が体罰を受けると、今度は自分がほかの子どもにやってしまう可能性があるからです。
体罰ではなく、長い道のりになったとしても、何回も何回も「それはやってはいけないこと」と説いてきかせないといけません。
実際にきいちゃんは、本気で叱ったことが通じると、二度と同じことはふざけてやりません(通じるまでが大変ですが…)。
障害がある子どもに説いてきかせるのは本当に私たち親にとって根気がいりますし、いつになれば通じてくれるのかと途方にくれることもあります。それでも将来、大きくなったときに本人が困らないように、今のうちから説いていかないといけないと私は考えています。
同じ問題で困っている親御さんもたくさんいらっしゃると思いますが、私もその一人です。
まだまだ試行錯誤の最中ですが、愛する子どものために、頑張りましょう!
私はビックリして、パパに「叩くのは間違っているよ!」と思わずその場はきいちゃんをかばいました。パパは「全然強く叩いてないし、これくらいしないと分からない!」と興奮状態でしたが、しばらくしたら反省し、きいちゃんに謝っていました(ちなみにうちでは「何があっても体罰はやめよう」と普段から体罰はしないと2人で決めています)。
小さな子どもは、やったことはその場で叱らないとなんで叱られたのか伝わりません。障害があればなおさらです。ときがたって強く怒られても、なぜ自分が怒られたのか分からずパニックになってしまうだけだと思います。
だけど、体罰はやはりいけないと私は思います。
なぜなら、自分が体罰を受けると、今度は自分がほかの子どもにやってしまう可能性があるからです。
体罰ではなく、長い道のりになったとしても、何回も何回も「それはやってはいけないこと」と説いてきかせないといけません。
実際にきいちゃんは、本気で叱ったことが通じると、二度と同じことはふざけてやりません(通じるまでが大変ですが…)。
障害がある子どもに説いてきかせるのは本当に私たち親にとって根気がいりますし、いつになれば通じてくれるのかと途方にくれることもあります。それでも将来、大きくなったときに本人が困らないように、今のうちから説いていかないといけないと私は考えています。
同じ問題で困っている親御さんもたくさんいらっしゃると思いますが、私もその一人です。
まだまだ試行錯誤の最中ですが、愛する子どものために、頑張りましょう!
執筆/星きのこ
(監修:鈴木先生より)
基本的には優しく丁寧に具体的に肯定文で接するようにしたいですね。
叱られる際に叩かれることが多いと、学校でもお友達を叩くという行動につながる可能性もあります。もしかしたら、お父さんには幼少時に叱られた際に叩かれた経験があったのかもしれませんが、「ダメ」という否定文ではなく、「こうします」という肯定文で話して、上手にできたときだけ思いっきり褒めることが大切です。
今、根気よく頑張れば必ずいい将来が待っているはずです。
また、他傷行為のある癇癪には投薬で抑えることも可能になってきました。ASDの診断がつけば、それによる易刺激性として治療することは可能です。
基本的には優しく丁寧に具体的に肯定文で接するようにしたいですね。
叱られる際に叩かれることが多いと、学校でもお友達を叩くという行動につながる可能性もあります。もしかしたら、お父さんには幼少時に叱られた際に叩かれた経験があったのかもしれませんが、「ダメ」という否定文ではなく、「こうします」という肯定文で話して、上手にできたときだけ思いっきり褒めることが大切です。
今、根気よく頑張れば必ずいい将来が待っているはずです。
また、他傷行為のある癇癪には投薬で抑えることも可能になってきました。ASDの診断がつけば、それによる易刺激性として治療することは可能です。
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コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
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