当事者37の工夫を収録!『LDの子が見つけたこんな勉強法「学び方」はひとつじゃない!』編者野口晃菜さん(一般社団法人UNIVA 理事)、田中裕一さん(兵庫県立山の学校校長)インタビュー

ライター:発達ナビBOOKガイド
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当事者37の工夫を収録!『LDの子が見つけたこんな勉強法「学び方」はひとつじゃない!』編者野口晃菜さん(一般社団法人UNIVA 理事)、田中裕一さん(兵庫県立山の学校校長)インタビューのタイトル画像

「授業中に板書が終わらない」「漢字を覚えられない」「勉強がおもしろくない」。
学校生活や授業で、「なんだかしんどい」「どうしたらいいか分からない」と疎外感を感じてしまうお子さんや、サポート法がわからず迷っている保護者のみなさんも多いのではないでしょうか。同じような悩みを抱えてきた先輩たちに、その解決法を聞いた1冊が誕生しました。『LDの子が見つけたこんな勉強法』には、社会人となって働いている大人から、現役の学生、保護者、年代もさまざまな当事者の工夫が数多く紹介されています。

当事者の声には真似できる工夫のヒントがいっぱい

『LDの子が見つけたこんな勉強法「学び方」はひとつじゃない!』は、学ぶ上で困難さを感じたことのある当事者とその家族の協力を得て、学校生活で困った具体的な場面と、その困り事に対しての工夫をまとめた1冊です。
LDの子が見つけたこんな勉強法: 「学び方」はひとつじゃない!
野口晃菜 (著), 田中裕一 (著)
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1章では「私たちが勉強するときにしていた工夫」として、37の工夫が紹介されています。

それぞれの事例は「読み」「書き」「暗記」などの項目に分かれていて、診断名と困ったこと、具体的な工夫がイラストも交えて分かりやすくまとめられています。また、それぞれの工夫に対して、応用のポイントやヒントとなるコメントがついています。かわいい猫と犬の一言にも注目しながら、楽しく読み進められる構成です。
LDの子が見つけたこんな勉強法:「学び方」はひとつじゃない!P10-11
LDの子が見つけたこんな勉強法:「学び方」はひとつじゃない!P10-11
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まずは目次から、今、感じている悩みと同じもの、似ているものを探して、読んでみるのもおすすめです。

たとえば「読み」に関する悩みだけをとっても、「漢字がまるで習ったことのない言語の文字のように見える」「英語の不規則な音の読みが苦手で、意味理解にも時間がかかる」「文章の同じ行を何度も読んでしまう」「光の反射で文字が欠けて見える」など、困り事も多様です。そして、同じ悩みに対しても、いろいろな工夫があります。

読者のあなたが同じような悩みを持っている人でも、支援者でも「この人はこんなやり方をしていたんだ」「こういう考え方もあるんだ」「道具を工夫してみればいいのか」と、参考になることでしょう。読み、書きだけでなく、音楽や体育などの授業、修学旅行や文化祭などの行事についても豊富に体験談が掲載されています。

経験を惜しみなく! 当事者インタビューも読み応え抜群

2章では、学校生活や合理的配慮について、事例からさらにふみこんだ当事者へのインタビューが掲載されています。登場するのは、工業系大学に通う辻さん、30代会社員のMakiさん、自閉スペクトラム症がある12歳のお子さんの保護者であるNさん、聴覚過敏のある15歳の長坂さん、大学院に通うKさんの5名。

現役大学生の辻さんは、小学6年生の時にディスレクシアの支援を得るために、単身渡英し、イギリスで3つの学校に通った経験を持ちます。イギリスで学んだディスレクシアへの対応法、海外と日本のディスレクシアに対する環境の違い、現在通う日本の工業系大学での学びなど、興味深いお話が盛りだくさん!
LDの子が見つけたこんな勉強法:「学び方」はひとつじゃない!P102-103
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2人目のMakiさんは、成人してからADHDの診断を受け、現在は障害者雇用で働いています。幼い頃から多動傾向が強く、片づけや物の管理が苦手。授業中も考え事がまとまらなかったといいます。ただ、「苦手なことは避けて得意なことを頑張る」という意識で、自身の特性と向き合ってきたMakiさん。落ち込むこともありながらも、客観的に自分を分析し、自己対話をする言葉に勇気づけられます。

3人目のNさんは、お子さんが合理的配慮を得るまでの学校とのやりとりについて振り返っています。小学校2年生の時に自閉スペクトラム症の診断を受けてから、通級の利用、学校での別室利用、無理のない通学スケジュールなど、学校と密にコミュニケーションをとりながら、お子さんが安心して通えるようにと模索してきました。学校の対応にショックを受けたこともありながらも、諦めずに対話を重ねていく姿は、きっと多くの家庭の参考になるはずです。

ほかにも、小3の時に環境の変化などから学校に入れなくなってしまった長坂さんの親子の対話の大切さを感じるエピソードや、ADHD・DCDのある大学院生のKさんの、自分の特性に合ったさまざまな工夫を見つけて学校へ申請をするようになる様子など、参考になる工夫がたくさん紹介されています。

3章では、ほかにも障害者支援に携わる支援者からのメッセージや、おわりに編著者の野口晃菜さん、田中裕一さんの対談も収録されています。困ったときに、どんな人が相談にのってくれそうかをイメージする手助けにもなるでしょう。

野口晃菜さん、田中裕一さんにインタビュー! 本書に込めた想いとは?

当事者への聞き取りをし、本書をまとめたのが、野口晃菜さん、田中裕一さんのお二人です。

野口晃菜さんは、インクルーシブ教育の専門家で、学校や企業におけるインクルージョンを推進すべく、実践、研究、政策提言などを行なっています。また、テレビ、書籍、講演会など、さまざまな媒体での情報発信で、啓発に力を注いでいます。

田中裕一さんは、大阪教育大学の障害児教育課程を卒業後、企業の社会人野球チームで活躍ののち、社会福祉法人に就職。働くときや学ぶときに、障害や性格の特性に合わせた工夫が大切であることを実感してきたといいます。その後、特別支援学校教員、教育委員会、文部科学省特別支援教育調査官を経て、現在は兵庫県立山の学校校長に就任されたユニークなキャリアの持ち主でもあります。
特別支援教育の最前線にたつお二人に、本書の制作・編集に込めた想いを伺いました。

編集部(以下――):本書をつくられたきっかけについて教えてください。

野口晃菜さん(以下、野口):学校現場に行ったり、卒業生の方々と話したりすると、さまざまな困り事に対して試行錯誤し、あみだされた工夫の数々に驚くことがたくさんあります。それらをまとめ、今、学校で困難さを抱えている方やその保護者、支援者のみなさんにも知ってもらいたい、と思うようになったことが大きいですね。

田中裕一さん(以下、田中):日本が2014年に批准した「障害者権利条約」のスローガンが、「Nothing About Us Without Us(我々のことを我々抜きで決めないで)」でした。この言葉は、私の中で非常にインパクトがある言葉でした。それまでも本人や保護者の思いに触れ、その人に合った工夫の大切さを痛感してきましたが、より一層、当事者の言葉を大切に思うようになりました。ここ5年ほどで、当事者発信の場面は増えつつありますが、まだまだ十分とはいえません。当事者の声をもっと届けたいという思いが、本書の制作の一番のきっかけです。

――本書を執筆するにあたり、大切されたこと、工夫されたことを教えてください。

野口:本書には、実際当事者の方やご家族に執筆してもらったものもあれば、インタビューをもとに編者が執筆したものもあります。いずれもご本人の言葉や表現をなるべく変えずに、ご本人の声として記載をするようにしました。また、読者が応用しやすいようにと、一つひとつに編者からのコメントをつけています。「こういう工夫もできるんだ!」とエンパワメントされるようにと考えながら、編集をしました。

田中:今まさに学校で困っている当時者の子どもたちの手にも届くようにと、第1章にはすべての漢字にルビを振りました。また親しみやすいイラストで、イメージが湧きやすいようにしています。

試行錯誤しながら、自分に合う方法を見つけて

――1章では、当事者に実際に聞いた工夫やライフハックが多数紹介されています。とくに印象的だった工夫がありましたら、教えてください。

田中:どの工夫もすばらしいですが、私が一番心を動かされたのはそのプロセスです。たとえばうまくいかなくてももう一度チャレンジしたり、他者からの助言を聞いたりしながら、自分に合う方法を探し出したりと。それぞれの工夫に対する私の思いは、犬と猫のイラストが語ってくれています(笑)。

野口:同じ困り事でも、一人ひとりによってどのような工夫をするかは当然違いますね。試行錯誤しながら、そして周りの環境との相互作用の中で調整しながら、自分に合った対策を見つけていくことの大切さを改めて感じました。一方、学校によっては、合理的配慮のみでなく、全体に対する基礎的環境整備が充実している学校があったことにも驚きました。たとえば、ストレス解消のためにと、ダンボールやビーズクッションが用意している学校の事例などは、とてもすばらしいですよね。個別の合理的配慮はもちろんですが、そもそも多様な子どもがいることが前提の基礎的環境整備をしている学校が増えるといいなあ、と思いました。

――学習障害というと、「読み」「書き」「計算」に注目が集まりますが、そのほかにも「発表」「スケジュール・見通し」「体調管理・ストレス対応」などにおいても、日常での工夫が紹介されていますね。このような場面でつまずくお子さんも多いのでしょうか?

野口:勉強には特に困っていないけれど、その他の学校生活で困っている子どもも少なくありません。感覚過敏からくるしんどさ、周囲と同じことを求められる活動への不安など学校における困り事は実に多様で、困難さとのつき合い方も多様なのだと、改めて実感しますね。

田中:私が学校や保護者、当事者から相談を受ける際には、書くことや読むことへの困り事のほうが多いと感じています。ただ、発表やスケジュール調整、ストレス対応なども、日々の生活を乗り切るための大切なエピソードですね。

合理的配慮は本人の思いを大切に

――学校との地道な「合理的配慮」の相談を重ねた保護者のエピソードもありました。合理的配慮を受けるメリットや学校側への支え方のポイントがあったら、教えてください。

田中:合理的配慮を受ける最大のメリットは、子どもの困り具合が軽減されることでしょう。そして、この経験によって「助けてほしいと声に出せば助けてもらえる」「工夫すればうまくできるかもしれない」という思いにつながり、その後の人生を勇気づけてくれることも大きなメリットです。本人がどんなことに困っているのか、どう対応してほしいと思っているのか、親子で十分に対話をしてください。対話のなかで、努力していてもうまく力が発揮できていないことが具体的になってくるでしょう。それを学校の先生にも伝え、「努力が報われていない」ということの共通理解をすることが、スタートラインだと思っています。

野口:残念ながら、今の学校や社会のシステムは今の在り方でも特に困らない、特に気にする必要がない「マジョリティ」を中心につくられています。今の方法が合わない、自分はこうしたいと伝えることは、子どもが持っている権利です。合理的配慮は、特別な権利を追加的に与えるものではなく、むしろ当たり前の学ぶ権利を保障するものである、ということを本人にも周囲の大人にもまず知ってほしいですね。そのうえで、子どもたち自身が自分にはどんな合理的配慮が必要かを知ることが大切です。そして、先生と保護者だけで合理的配慮を決めるのではなく、本人の困りや希望を聞いて、本人を含めて対話をすることが大切だと思います。

――2章の「学校生活や合理的配慮について、当事者にインタビュー」では、リアルな当事者の声が印象的でしたね。

野口:それぞれの方の具体的なお話は非常に興味深く、もっともっと聞きたいと思いました。一言で「自己理解」「合理的配慮」「建設的対話」などと言うことは簡単ですが、その形は本当に一人ひとり異なることがわかりました。

田中:今現在は前向きに過ごされている方が多いのですが、過去のエピソードを聞いていると「つらい」と感じるほうが多かったですね。学校現場や教育行政に長くいながら、そのような思いを持つ子どもたちを、その当時に手助けできなかったことを悔やみながら聞いていました。ただ、そうしたできごとをインタビューで語ってくれていることは、うれしく感じました。

当事者目線を大切に、子どもの声に耳を傾けて

――お二人の対談も読み応えがありました!

野口:だいぶアツく語り合いましたね。支援者としてのスタンスについての話題は、今もずっと大切にしたいと思っていることです。

田中:当事者目線を意識されている野口さんとの対話で、自分の頭の中も整理され、とても楽しい時間でした。とくに印象的だったのは、「Nothing About Us Without Us」を含めた「当事者目線」という点です。平成29年度の学習指導要領の改訂で、「主体的に学習に取り組む態度」という観点が示されました。自らの学び方を自分に合ったものに変えていく姿を評価していこう、という流れが出てきたのです。そして今、文部科学省では「個別最適な学び」という言葉が出てきています。

これは、学習者の当事者目線を大事にすることにほかなりません。対談ではここまで踏み込んだ話はできませんでしたが、今後「Nothing About Us Without Us」、「当事者目線」は、障害のある人だけでなく、すべての子どもに関係するキーワードになると思います。
当事者37の工夫を収録!『LDの子が見つけたこんな勉強法「学び方」はひとつじゃない!』編者野口晃菜さん(一般社団法人UNIVA 理事)、田中裕一さん(兵庫県立山の学校校長)インタビューの画像
LDの子が見つけたこんな勉強法:「学び方」はひとつじゃない!P164-165
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LDの子が見つけたこんな勉強法:「学び方」はひとつじゃない!P166-167
LDの子が見つけたこんな勉強法:「学び方」はひとつじゃない!P166-167
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――最後に、「発達ナビ」の読者のみなさんへメッセージをお願いします!

田中:ぜひ本書で紹介した当事者からの言葉に目を通していただけたらと思うと同時に、今、みなさんの目の前にいる子どもの言葉にも耳を傾けてほしいなあ、と思っています。困り事に対する工夫は、ただひとつの正解を探すものではありません。どんな方法がいいのかを見つけていくプロセスには、当事者である子どもの言葉が不可欠です。その気持ちを持っていただけるきっかけになれば、編者としては幸せですね。

野口:さまざまな情報があふれるなかで、子どものことを思うからこそ、周囲の大人は「このやり方が最善なんだ」と思い込んでしまうこともあるかもしれません。私もいつも反省し、決めつけていないかと立ち止まって考えるようにしていることです。ぜひ子どもの声に耳を傾けてみてください。お子さんと一緒に「こういう工夫もあるんだね」と読んでもらえたらうれしいです。

まとめ

学ぶ上での困難さを感じたことのある当事者とご家族の協力のもと、さまざまな工夫をまとめた『LDの子が見つけたこんな勉強法「学び方」はひとつじゃない!』。
自分に合っている学び方や、周りの人への困りの伝え方、困ったときにはどんな人が相談に乗ってくれるのかなどを知っていくための参考になる一冊です。

執筆/浦上藍子

編著者について

野口晃菜(のぐち・あきな)
インクルージョン研究者/博士(障害科学)
小学校6年生のときにアメリカへ渡り、障害児教育に関心を持つ。高校卒業時に日本へ帰国、筑波大学にて多様な子どもが共に学ぶインクルーシブ教育について研究。その後小学校講師を経て、障害のある方の教育と就労支援に取り組む株式会社LITALICOにて LITALICO研究所所長として、一人ひとりに合わせた支援・教育の実現のための仕組みづくり、自治体・学校との共同研究、少年院・刑務所との連携などに取り組んだ。

国士舘大学非常勤講師。経済産業省 構造改革審議会 教育イノベーション委員会 委員、元文部科学省「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議」委員、第 11 期東京都生涯学習審議会委員、日本ポジティブ行動支援ネットワーク理事、日本 LD 学会国際委員など。著書・共著に『発達障害のある子どもと周囲の関係性を支援する』『インクルーシブ教育ってどんな教育?』などがある。

田中裕一(たなか・ゆういち)
前文部科学省特別支援教育調査官
1970 年生まれ。兵庫教育大学大学院特別支援教育コーディネーターコース修了。企業の社会人野球チームに所属した後、兵庫県内の知的障害者施設、兵庫県立特別支援学校(知的障害)、兵庫県教育委員会に勤務。2014年から文部科学省に勤務。文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官を歴任後、2020年、兵庫県教育委員会に戻り、特別支援教育課副課長。2022年から兵庫県立山の学校校長。著書に『通常学級の発達障害児の 「学び」を、どう保障するか』、監修『小・中学校で できる 「合理的配慮」のための授業アイデア集』などがある。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。


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