修学旅行、運動会…「休む」のはアリ?療育や塾での葛藤や選択も【25年10月読者体験談特集】
今回は学校行事にまつわる葛藤のエピソードが満載!リレーの練習で誤解された息子さん、クラスで孤立し修学旅行を「休む」決断をした娘さん。ストレスで自宅が「魔境」と化してしまったご家族や、運動会で「帰っていい」と言われてしまったお子さん。行事に参加しない選択や、環境を変える決断が、お子さんと家族の笑顔を取り戻すきっかけになるかもしれません。10月も胸に迫るさまざまな体験談を公開しました。
10月は学校行事にまつわる葛藤のエピソードが満載!行事に参加しない選択や、環境を変える決断が、お子さんと家族の笑顔を取り戻すきっかけに?
そのほか、集団が苦手だった息子さんが療育と園の連携で「友だち大好き!」に変わったお話や、「指導は無理」と塾を辞めさせられた息子さんがたった一人の「神対応」の先生に出会うまでなど、10月も胸に迫るさまざまな体験談を公開しました。
集団が苦手な自閉症息子が「友だち大好き!」に!?不安を自信に変えた療育と園の連携【読者体験談】
この記事は、まさにそんな不安の真ん中にいた、あるご家族の体験談です。2歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断された息子さん。人がいると公園に入れず、スーパーでもフリーズ。「幼稚園は嫌だ」と、幼いながらに集団への強い不安を抱えていました。ご家族が選んだ「はじめの一歩」は、無理に大きな集団に入れることではなく、少人数の療育でじっくりと「ここは安心できる」という土台を育むことでした。
集団が苦手な自閉症息子が「友だち大好き!」に!?不安を自信に変えた療育と園の連携【読者体験談】
「指導は無理」と言われ塾、習い事を辞めた発達障害息子。絶望の淵で出会った先生の「神対応」【読者体験談】
「指導は無理」そんな絶望的な言葉に、お母さんの心は壊れかけていました。そんな途方に暮れる親子を救ったのは、たった一つの「理解ある出会い」でした。その瞬間、息子さんのの世界は変わり始めて―――。「どうして分かってもらえないんだろう」と社会の壁に涙している方へ。たった少しの配慮が未来を変える、希望あふれるお話です。
「指導は無理」と言われ塾、習い事を辞めた発達障害息子。絶望の淵で出会った先生の「神対応」【読者体験談】
修学旅行を休むのはダメなこと?発達障害娘はクラスで孤立しパニックに…わが家の決断【読者体験談】
「このままでは、娘の心が壊れてしまう」と、お母さんは、修学旅行を「休ませる」という苦渋の決断をします。しかし、担任の先生から返ってきたのは「一度しかない機会をお母さまが奪うのですか?」という厳しい言葉で……。
修学旅行を休むのはダメなこと?発達障害娘はクラスで孤立しパニックに…わが家の決断【読者体験談】
リレーの練習で「ふざけている」と誤解された発達障害年長息子。運動会辞退が頭をよぎったけれど…【読者体験談】
私が間違っている?息子の可能性を奪っている?泣きながら自宅で練習しても、状況は悪化。そんな時にわらにもすがる思いで相談した療育の先生がくれた「魔法の言葉」とは?
リレーの練習で「ふざけている」と誤解された発達障害年長息子。運動会辞退が頭をよぎったけれど…【読者体験談】
「じっとしているのに怒られる!」学校行事のストレスで荒れ、家は魔境に…追い詰められた家族の選択は【読者体験談】
運動会や学芸会。「じっとしている『つもり』」なのに、無意識に体が動いてしまう息子さん。先生からは「なぜ叱られるか」も分からないまま怒られ続け……そのストレスはすべて自宅へ持ち帰られ、癇癪となって爆発。「なぜ、うちの子だけ……」そんな絶望の淵で、お母さんは考えます。「この行事、本当に息子に必要なんだろうか?」お子さんの心と、何より家族の心を守るための「行かない」という選択肢について考えさせられるコラムです。
「じっとしているのに怒られる!」学校行事のストレスで荒れ、家は魔境に…追い詰められた家族の選択は【読者体験談】
発達障害息子は迷惑?運動会でまさかの途中下校。特別支援学級へ転校し「安全基地」で見つけたものは…【読者体験談】
しかし、「このままでは息子が学校を嫌いになってしまう」と決意した転校が、環境を大きくを変えます。新しく通うことになった特別支援学級は、「参加が前提ではない」温かい安全基地でした。
発達障害息子は迷惑?運動会でまさかの途中下校。特別支援学級へ転校し「安全基地」で見つけたものは…【読者体験談】
ご自身のエピソードを投稿してみませんか?
「あの時は悩んでいたけれど、今はこうなった……」など、発達障害のあるお子さんを育児している皆さんへ、ご自身の経験をお届けいただけないでしょうか。ご応募は以下の応募フォームから受け付けております。皆さんのご投稿を、お待ちしております。
【現在の募集テーマ】
・障害告知
・パートナー(夫婦)関係
・両親(義両親)、親族関係
・進学・受験関係
・冠婚葬祭関連
・反抗期、思春期
・自傷
・学習関係
・不登校、行き渋り
・ゲームとの関わり
・不器用さについて
・ママ友や、ほかの保護者の方とのエピソード
・ご近所関係
発達障害の子育てでぶつかる壁。不登校、受験での挫折、夫婦の衝突…「わが家の選択」は?【25年9月読者体験談特集】
連載マンガ・りん編完結!気になる後日談も。「境界知能」「激しい癇癪」など人気記事を一挙紹介【25年8月読者体験談特集】
中学受験で決裂した夫婦の行方は?りん編完結!その他18歳の壁トラブル、息子の「パニック中の記憶がない」に衝撃など【25年7月読者体験談特集】
大反響「マンガ発達障害の子どもと私たち」新章・りん編に注目!訪問看護、放デイ探し、児童精神科受診エピソードも【25年6月読者体験談特集】
「マンガ発達障害の子どもと私たち」わが子の障害を自覚した母、結末は?訪問看護、服薬、放デイのリアルも【25年5月読者体験談特集】
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。