こんばんは。
子どもたちの支援において最も心がけていることは何ですか?と問われたら、私はこう答えると思います。
「褒めること」です、と。
当たり前じゃないかと言われればそれまでなのですが、実はこの「褒める」ことって、意識していないと出来ないと思っていまして。
例えば勉強が出来る子は100点取ったら褒められるし、運動が出来る子ならかけっこで一番になったら褒められる。
ただそれって「出来る」が前提になっていて、結果も伴うというかなりハードル高めなミッションなのです。誰が見てもその頑張りは分かるので、誰からも褒められる訳です。結果がついてきているから。
でも私は、誰が見ても分からないようなその子の陰ならぬ頑張りを褒めてあげたいと常々思っています。目を細めないと見えないような、ど近眼な結果に目を向けたい。
・いつもは全体活動に参加できないけど、今日は最初の3分は気持ちだけ参加できた。
・いつもお友達の言葉に過敏に反応して怒ってしまうけど、今日は少し我慢ができそうな雰囲気だった。
・いつも嫌いなレタスを残してしまうけど、今日は一口食べて後は捨てた。
誰かと比べたり色眼鏡で子どもたちを見ていると、意外と褒めることって出来ないと思っています。重要なのは過去のその子と比べて成長できているかどうかなんですね。
もちろん遠回りもするかもしれませんが、その遠回りさえも褒める、これが私の基本スタンスです。
「褒めて伸ばす」
港教室の職員全員がこうした認識のもと、今日も子どもたちと関わっています。
※記事内の写真は保護者の方から許可をもらっているお子さんのみ掲載しています。
その子の陰ならぬ頑張りを褒めてあげたい
教室の毎日
21/03/15 23:40