とある日の港教室の活動は「版画」を行いました。
厚紙に好きな絵を描き、ハサミでそれを切り、切ったものを別の厚紙に両面テープで貼り付けます。
その上にローラーを使い絵の具を塗って下地を作ったら、最後にその上に紙を乗せ、軽く擦れば版画の出来上がり(^-^)
みんな出来上がりに一喜一憂している様子でした。
Hくん(小学1年生)もその1人。彼の場合は、ほぼ全ての行程を自分で行っていました(о´∀`о)
手先の器用さに感心したのはもちろんですが、何より驚いたのは活動時間(30分間)いっぱいまで、集中して取り組めたこと(゜ロ゜ノ)ノ
3ヶ月ほど前はなかなか集中できず、デイルームを歩き回っていることが多かったのですが、今では見違えるほど落ち着きが見られます。
なぜ、Hくんにこれほど落ち着きが見られるようになったのか?
実は、港教室ではHくんに対してこんな関わり方を続けていました。
Hくん専用の子ども椅子と専用の机を設けたのです。専用の椅子と言っても港教室に昔からある既存の椅子に彼の名前が書かれたシールを貼っただけのもの。
専用の机と言ってもこれまた彼の名前が書かれたシールを共有机の端に貼っただけのもの。
これらの椅子と机をセットで使うことで、Hくんに「ボクの席」と認識してもらうことで、着席率を上げる狙いがありました。
効果はてきめん(о´∀`о)
用意したその日から座ってくれるようになり、自ずと集中力もついてきました。
Hくんの成長ぶりに職員一同、目を細めております。まだまだ伸びしろたっぷりです(*´ω`*)
多動が多く見られる子への効果的な関わり方とは?
教室の毎日
19/12/05 21:07