・子どもの言葉や行動にどうフィードバックしたらいいのか悩む時、
一番簡単な方法で、子どもも喜び、また、「あれ?」と関心を持ってくれるのは、子どもの言葉や動作を鏡やオウムになって、そのまま真似てあげることのようです。
・また、「あっ、そうなんだあ」「いいねえ」
と、共感してあげることです。プラスのフィードバックを返して上げることです。
・子どもに何かをしてほしいとき、まず、こちらに注目してくれないことには、始まりません。そのためには、大人側が、子どもの行動や音声・言葉を真似てあげることが効果があるようです。
※これは、言語心理学的技法の「インリアルアプローチ」の【ミラリング】【モニタリング】になります。
※そして、子どもの行動や気持ちを言語化してあげたり【パラレルトーク】、大人の気持ちや行動を言語化します【セルフトーク】。
・僕は普段の子どもたちとの会話的やりとりも行動のやりとりも、この方法で行っていることが多いです。
・そして、そのためには、まず、こちらが子どもの周波数に同調(チューニング)することが大切です。
・様々な子どもの周波数に合わせられる、チュナーを自分の中に持っていなければなりません。
・僕のチュナーはまだまだ性能がよくありません。グレードアップできるように、日々の子どもたちの関りの中で、練習しなければと思っています。
・子どもの心に同調できるようになると、子どもの本音を聞き取ることができるようになるはずです。
・子どもの通訳、そして、弁護士であり続けたいと思います。 但田たかゆき
◆参考◆
【ミラリング】:子どもの行動をそのまま真似る。
【モニタリング】:子どもの音声やことばをそのまま真似る。
【パラレルトーク】:子どもの行動や気持ちを言語化する。
例…子(ご飯を食べている)親「ごはんおいしいね」
【セルフトーク】:大人自身の行動や気持ちを言語化する。
例…親「〜してくれて嬉しいな」
【リフレクティング】:子どもの言い誤りを正しく直して聞かせる。
例…子「タラスだ!」親「そうだね、カラスだね!」
【エキスパンション】:子どものことばを意味的、文法的に広げる。
例…子「雪!」、親「雪冷たいね」
【モデリング】:子どもに新しい言葉のモデルを示す
【僕の療育方法の基本?】【インリアルアプローチ】
教室の毎日
22/11/05 21:44