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【きみの友だち】〜みんなぼっち【熊木杏里】【自分自身】

教室の毎日
【きみの友だち】〜みんなぼっち【熊木杏里】【自分自身】

 シンガーソングライターの「熊木杏里」という人を知っていますか?
 彼女は、高校時代の友だちのことを、「七月の友だち」という唄で歌っています。
 彼女は長野県更埴市(現千曲市)出身で、父親の転勤で小学校5年の時から東京で生活するようになりました。小学校の時は、ソフトボール。中学、高校はバレーボール部の体育会系に所属していたようです。ちなみに、「杏里」は本名で、更埴市が「杏(あんず)の里」と呼ばれていたことなどから、「杏里(あんり)」という名前が付けられたと言います。
 彼女は、長野なまりや、個性的な(?)パーソナリティーなどから、いじめに遭ったようです。そして、高校生活がつらいなと思っていた頃に、友だちとめぐり逢っています。 
 熊木杏里は、友だちのことを「太陽のように」と言い、「きみの友だち』の恵美ちゃんは、友だちの由香ちゃんを、ぎらぎらした太陽の強い光から守ってくれる「もこもこ雲」と言います。
 僕の息子は、友だちを「太陽」ではなく、「太陽の光から守ってくれるもこもこ雲」と表現するほうがどちらかと言えば好きだと言いますが、僕もそう思います。

 恵美ちゃんは、「別れの曲」の佐藤くんにこんなふうに言っています。
 「雲って、嫌い?」「やっぱり、お日さまのほうがいい?」「いい天気の青空に雲があったら、邪魔?」
 「でもさ、青空だけの空って、のっぺらぼうじゃん。空の顔つきって、雲で決まるんだよ。お日さまだってギラギラして、うっとおしいときもあるじゃん。雲は雨も降らせるし、陽射しもさえぎるし、けっこうくせものだから」。

「自分自身のこと」
~ 本当の友情とは?
 今、もしかして、多くの子どもたちは、『友だち』とか『みんな』というなにか得体の知れない呪文に縛られて、まわりの不特定多数の集まりを『友だち』と呼び合うことで、自分を安心させようとしているところがあるんじゃないかと思います。
 誰だって、はじかれたくないし、「ひとりぼっち」は嫌だし、「みんな」の中にいたいし、できれば「みんな」から評価されたい。
 ハズされるのがイヤだから、グループの強い子に合わせたり、言いなりになります。
 「みんな」の中で、「みんな」がそれぞれ、戦々恐々としています。
 その気持ちを、「別れの曲」の佐藤くんは、「みんなぼっち」と表現しています。
 また、佐藤くんのように、何をやっても上手くいかず、自分に自信を持てず、意味を見つけられずにいる子がいます。
 大人にも、そんな人がたくさんいるかもしれません。
 「職場」とか「会社」とかいう、確かな実体のない、何か得体の知れないものに僕たちは、縛られているところはないでしょうか。実は、今、大人も「みんなぼっち」かもしれません。
 そして、そんなひとたちに、恵美ちゃんは、ぶっきらぼうに、さりげなく、メッセージと優しさを送ります。

 人と関わる仕事、子どもやその家族に深く関わる仕事をやり始めて、もう数十年が過ぎています。正直なところ、疲れはてたことや、もうやめたいと思ったことは何度かありました。人の心とか人生に関わらない、事務的な仕事をしたいと思ったこともありました。
 けれど、学校を卒業したあと、児童相談所、⇒女性相談援助センター⇒児童相談所、そして、児童デイサービスと、現場に関わる仕事を今もやり続けています。
 そもそも福祉の情熱に燃えていたわけではありません。それは今でもそうですし、人への献身的な愛情があるわけでもありません。人を包み込むような大きな心などもありません。
 ただ、目の前の子ども、家族に対して、自分なりに精一杯のことができればという気持は、昔も今も持ち続けています。
 それは、子ども時代の自分自身の体験を通じて、少しは辛さや悲しみ、寂しさなどを共感できるからかもしれません。
 これから、自分がどこに向かっていくかは自分でもわからないところがあります。今は、時の流れに自然に身を任せるしかないかなと思っているところもあります。
 ただ、人との関わりは大切にしていきたいと思います。
 「きみの友だち」の恵美ちゃんの友だちの由香ちゃんのように、僕は「もこもこ雲」になることはできるでしょうか。

 自閉スペクトラム症の子どもたちの中には、太陽の光を眩しがったり、海面や川面が太陽の光でキラキラ光る反射しているのを見るのが苦手な子ども達がいます。
 こぱんにも何人かそんな特徴を持った子どもたちがいます。
 僕はもこもこ雲になったり、時に、帽子やサングラスになって、子どもたちを守る人になりたいと思っています。

◆但田たかゆき
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