こんにちは!保育士のたくまです。物事の執着やこだわりって誰にでもあるもので、今日はそんなお話。
先日、保護者さまからこんなご相談を受けました。
-------------- 最近、風船へのこだわりが激しいです。少し前になりますがあまり良くない行動がありました。夜23時ごろ娘が癇癪を起こして家から脱走をしました。理由は「Aデイサービスから貰ってきた風船が小さくなって遊べない。新しい風船が欲しい。どうしても今欲しい!買いに行く!いや、家の近所にあるAデイサービスに今からもらいに行く!!!!」という、私からするとしょうもない事でした。
当時、夕方ごろにあった熊本の地震で自分のルーティンだったテレビ放送がなくなり、また雨も降っていたので散歩も行けずで娘にとっては退屈な自宅時間だったのだと思います。そうした気に入らないことが重なってしまったこともあると思いますが。。。
就寝前でしたが、家の前にある大きな道路を左右確認せず走り抜けて近所にあるAデイサービスまで行ってしまいました。途中で怖くなったようで自宅の方に引き返してきましたが。。。
たまたま車の走行がなかったので事故にはなりませんでしたが、娘の頭の中は風船の事しか考えておらず全く周りが見えていないかなり危ない状況でした。
風船が割れたり小さくなったりするとかなりの確率で癇癪を起こしてしまいます。娘の記憶にある今まであったものが無くなる「割れる」、自分の知っていた姿と違う「空気が抜けてしぼむ」が気に入らない、予定外の事でパニックになるのだと思います。
これからユリシスの活動で風船を使うことがあるかもしれませんが、その時は娘の様子を教えてください。また、風船に対するこだわりや執着に対する解決策等を一緒に考えてくださると嬉しいです-----------
風船が割れたり、空気が抜けてしぼんだりしたときに大きな癇癪になってしまうのは、本当に大変ですよね。
お話を伺っていると、単純に「風船が好きだから」というだけではなく、娘さんにとって風船が「いつもそこにある、知っている状態」であることが安心につながっているのかもしれませんね。
「割れる=今まであったものが突然なくなる」「しぼむ=知っている風船の形が、予想していない形に変わる」という変化そのものが、娘さんにとって死活問題なんですね。
もちろん実際に何が一番の理由なのかは本人のみぞ知るといったところですが、娘さんの特性である「予定外のことが苦手」「ルーティンが崩れると困りやすい」「見通しが立つと安心できる」という特徴を考えると、風船を無理に遠ざけるよりも、まずは「風船は変化するもの」「終わりがあるもの」と少しずつ見通しを持てるようにしていくことが大切かなと思います。
例えば、風船で遊ぶ前に、「今日は風船で遊ぶよ」→「5分遊んだらおしまい」→「最後に風船を箱に入れる」→「そのあとは○○をする」という流れを、言葉だけではなく写真や絵カードなどで見せてあげると見通しが立って安心できるかもしれません。
特に娘さんは視覚的な指示が比較的理解しやすい傾向にあるので、これはかなり活かせる部分だと思います。
いきなり「風船が割れることに慣れよう」とする必要はないと思います。まずは、「風船で遊ぶ→終わる→別の楽しい活動へ移る」という経験を見通しを持たせながらたくさん積ませてあげるといいかもしれませんね。
あと、もし風船がしぼんでしまっても、慌てて元に戻そうとするより、「しぼんだね。びっくりしたね」「風船、空気がなくなったね」「大丈夫。次は○○しよう」と、できるだけ短い言葉で淡々と伝えるだけで十分。それが自然の摂理と言うものてすかね。それ以下でもそれ以上てもなく。
そこでは癇癪が起きると思いますが、癇癪が起きている最中は本人もかなり混乱しているので、「びっくりしたね」「風船、なくなっちゃったね」くらいの短い言葉で、娘さんが安心できる場所を確保してあげることを優先していいと思います。
もう一つ大切なのは、風船へのこだわりを「なくさなければいけないもの」と考えすぎないことかなと思います。
好きなものがあること自体は悪いことではないので、むしろ、風船が大好きということを入口にして、「終わりを受け入れる」「予定と違うことが起きても大丈夫」「なくなっても次の楽しみがある」 という経験を少しずつ増やしていく。言わば、娘さんの“成長のチャンス”と捉えてみると、お母さんも少し楽になるのではないかなと思います。
そして何より、毎回完璧に対応しなくても大丈夫。毎回うまく切り替えさせる必要もありませんし、癇癪をゼロにすることが目標でもありません。
「今日は少し見通しを持てた」「前より少し早く切り替えられた」そういう小さな変化を積み重ねていければ十分だと思います。
ユリシスでも、風船を使った遊びの中で「終わりの見通しを持つ」「次の活動へ切り替える」といった練習を、本人の負担にならない範囲で取り入れていけたらいいなと思います。
先日、保護者さまからこんなご相談を受けました。
-------------- 最近、風船へのこだわりが激しいです。少し前になりますがあまり良くない行動がありました。夜23時ごろ娘が癇癪を起こして家から脱走をしました。理由は「Aデイサービスから貰ってきた風船が小さくなって遊べない。新しい風船が欲しい。どうしても今欲しい!買いに行く!いや、家の近所にあるAデイサービスに今からもらいに行く!!!!」という、私からするとしょうもない事でした。
当時、夕方ごろにあった熊本の地震で自分のルーティンだったテレビ放送がなくなり、また雨も降っていたので散歩も行けずで娘にとっては退屈な自宅時間だったのだと思います。そうした気に入らないことが重なってしまったこともあると思いますが。。。
就寝前でしたが、家の前にある大きな道路を左右確認せず走り抜けて近所にあるAデイサービスまで行ってしまいました。途中で怖くなったようで自宅の方に引き返してきましたが。。。
たまたま車の走行がなかったので事故にはなりませんでしたが、娘の頭の中は風船の事しか考えておらず全く周りが見えていないかなり危ない状況でした。
風船が割れたり小さくなったりするとかなりの確率で癇癪を起こしてしまいます。娘の記憶にある今まであったものが無くなる「割れる」、自分の知っていた姿と違う「空気が抜けてしぼむ」が気に入らない、予定外の事でパニックになるのだと思います。
これからユリシスの活動で風船を使うことがあるかもしれませんが、その時は娘の様子を教えてください。また、風船に対するこだわりや執着に対する解決策等を一緒に考えてくださると嬉しいです-----------
風船が割れたり、空気が抜けてしぼんだりしたときに大きな癇癪になってしまうのは、本当に大変ですよね。
お話を伺っていると、単純に「風船が好きだから」というだけではなく、娘さんにとって風船が「いつもそこにある、知っている状態」であることが安心につながっているのかもしれませんね。
「割れる=今まであったものが突然なくなる」「しぼむ=知っている風船の形が、予想していない形に変わる」という変化そのものが、娘さんにとって死活問題なんですね。
もちろん実際に何が一番の理由なのかは本人のみぞ知るといったところですが、娘さんの特性である「予定外のことが苦手」「ルーティンが崩れると困りやすい」「見通しが立つと安心できる」という特徴を考えると、風船を無理に遠ざけるよりも、まずは「風船は変化するもの」「終わりがあるもの」と少しずつ見通しを持てるようにしていくことが大切かなと思います。
例えば、風船で遊ぶ前に、「今日は風船で遊ぶよ」→「5分遊んだらおしまい」→「最後に風船を箱に入れる」→「そのあとは○○をする」という流れを、言葉だけではなく写真や絵カードなどで見せてあげると見通しが立って安心できるかもしれません。
特に娘さんは視覚的な指示が比較的理解しやすい傾向にあるので、これはかなり活かせる部分だと思います。
いきなり「風船が割れることに慣れよう」とする必要はないと思います。まずは、「風船で遊ぶ→終わる→別の楽しい活動へ移る」という経験を見通しを持たせながらたくさん積ませてあげるといいかもしれませんね。
あと、もし風船がしぼんでしまっても、慌てて元に戻そうとするより、「しぼんだね。びっくりしたね」「風船、空気がなくなったね」「大丈夫。次は○○しよう」と、できるだけ短い言葉で淡々と伝えるだけで十分。それが自然の摂理と言うものてすかね。それ以下でもそれ以上てもなく。
そこでは癇癪が起きると思いますが、癇癪が起きている最中は本人もかなり混乱しているので、「びっくりしたね」「風船、なくなっちゃったね」くらいの短い言葉で、娘さんが安心できる場所を確保してあげることを優先していいと思います。
もう一つ大切なのは、風船へのこだわりを「なくさなければいけないもの」と考えすぎないことかなと思います。
好きなものがあること自体は悪いことではないので、むしろ、風船が大好きということを入口にして、「終わりを受け入れる」「予定と違うことが起きても大丈夫」「なくなっても次の楽しみがある」 という経験を少しずつ増やしていく。言わば、娘さんの“成長のチャンス”と捉えてみると、お母さんも少し楽になるのではないかなと思います。
そして何より、毎回完璧に対応しなくても大丈夫。毎回うまく切り替えさせる必要もありませんし、癇癪をゼロにすることが目標でもありません。
「今日は少し見通しを持てた」「前より少し早く切り替えられた」そういう小さな変化を積み重ねていければ十分だと思います。
ユリシスでも、風船を使った遊びの中で「終わりの見通しを持つ」「次の活動へ切り替える」といった練習を、本人の負担にならない範囲で取り入れていけたらいいなと思います。