こんにちは!保育士のたくまです。子どもたちが一緒に遊んでいると、よくあるのが、
Aくん「貸して!」
Bくん「イヤ!」
Aくん「⋯貸して!」
Bくん「⋯イヤ!」
という、おもちゃの貸し借りをめぐるやりとり。
大人からすると、「お友達が貸してって言ってるから貸してあげようね」と、Bくんに対して声をかけたくなる場面ですよね。
もちろん、「仲良く遊ぶ」ということを学ぶのは、とても大切なことだと思うんです。でも、実はこの場面ではもう一つ、それ以上に大事な視点があると思っていて。
それは、「イヤなときに、“イヤ”と言えるスキル」。お友達から、「貸して!」と言われても、その子は「今は貸したくない」と思っている。
そんなときに、周りの大人から「お友達に貸してあげなさい」と毎回言われていたら、子どもはどう感じるでしょう?「貸して」に対して「イヤ」と言うのは、だめなことなんでしょうか?
もちろん、すぐに「どうぞ」と言えることも大切だと思うんです。でも同じくらい、「今はイヤだよ」と、自分の気持ちを伝えられることも大切だと思っていて。
これは単なる「わがまま」ではなくて、自分の気持ちや意思をきちんと相手に伝える練習でもあるのかなと。
子どもが成長していくと、おもちゃの貸し借りだけではなく、いろいろな場面で「自分の意思を伝える力」が必要になってきますよね。
例えば、公園で知らない大人に「お菓子あげるからついておいで」と言われて、嫌だと思っていても「イヤ」と言えずに一緒について行ったら大変なことになる。
疲れていても「疲れたから休みたい」と言えずに、体調を崩してしまうかもしれない。
先輩に万引きを頼まれて、嫌だと思っても「やりたくない」と言えずに、気づけば犯罪に手を染めてしまうことだって考えられる。
「それは嫌だな」「やりたくない」こうした気持ちを相手に伝えられることは、自分自身を守るための大切な力だと思います。
だからこそ、子どもの頃から、「イヤな時はイヤと言っていい」という経験を積んでおくことは、大切なことじゃないでしょうか。
ただ、じゃあ「イヤ」と言ったら、そのままでいいのか?というと、ここが、子ども同士の関わりで難しいところですよね。「イヤと言えること」=「何でも自分の思い通りにしていい」ってことじゃない。
たとえば、「まだ使ってるから、今は貸したくない」と言ったら、「そうなんだね。じゃあ、終わったら貸してくれる?」と、お友達と相談する。
あるいは、「あと5分使ったら貸すね」「この遊びが終わったら交代ね」と、“イヤ”の先にある解決方法を子どもと一緒に考えていくことが大事だと思っていて。
つまり、「貸したくない」=ダメではなく、自分の気持ちを伝えた上で、どうしたら一緒に遊べるか考えるという経験を積んでいくことが大事になってくる。
子ども同士で、「貸して!」「イヤ!」となったとき、大人がすぐに、「○○ちゃん、貸してあげて!」と片方を説得するのはグッと堪える。
「Aくんは、まだ遊びたいんだね」「Bくんは、このおもちゃを使いたいんだね」と、両方の気持ちを言葉にして、気持ちの橋渡しをする。
そして、「じゃあ、どうしようか?」と一緒に考えてみる。「順番にする?」「タイマーが鳴ったら交代する?」「別のおもちゃで遊ぶ?」など、選択肢を提示すること。
多少の衝突はあれど、こうした経験を重ねることで、子どもは少しずつ、「自分の気持ちを大切にしながら、相手の気持ちも大切にする」という、人との関わり方を学んでいくのかなと。
「貸して」と言われたら「いいよ」と言える。それはもちろん素敵な姿。でも、「今はまだ使いたい」「あとでならいいよ」「これは貸したくない」と、自分の気持ちをきちんと伝えられることも、同じくらい素敵なこと。
そして、その「イヤ」を相手に伝えたうえで、「じゃあ、どうしよう?」と一緒に考えられるようになる。それこそが本当の意味で人と上手に関わる力だと思っていて。
「お友達には優しくする」ことは大事だけど、それ以上に「自分の気持ちを大切にしていいんだよ」ということも、子どもたちには伝えていきたい。
おもちゃの貸し借りという、一見小さな出来事の中にも、「人を大切にすること」と「自分を大切にすること」その両方を学ぶチャンスがある。
今日も子どもたちの「イヤ!」を、ただの困った言葉として終わらせず、「自分の気持ちを伝えられたね」という視点でも見つめていけたらいいなと思います。
Aくん「貸して!」
Bくん「イヤ!」
Aくん「⋯貸して!」
Bくん「⋯イヤ!」
という、おもちゃの貸し借りをめぐるやりとり。
大人からすると、「お友達が貸してって言ってるから貸してあげようね」と、Bくんに対して声をかけたくなる場面ですよね。
もちろん、「仲良く遊ぶ」ということを学ぶのは、とても大切なことだと思うんです。でも、実はこの場面ではもう一つ、それ以上に大事な視点があると思っていて。
それは、「イヤなときに、“イヤ”と言えるスキル」。お友達から、「貸して!」と言われても、その子は「今は貸したくない」と思っている。
そんなときに、周りの大人から「お友達に貸してあげなさい」と毎回言われていたら、子どもはどう感じるでしょう?「貸して」に対して「イヤ」と言うのは、だめなことなんでしょうか?
もちろん、すぐに「どうぞ」と言えることも大切だと思うんです。でも同じくらい、「今はイヤだよ」と、自分の気持ちを伝えられることも大切だと思っていて。
これは単なる「わがまま」ではなくて、自分の気持ちや意思をきちんと相手に伝える練習でもあるのかなと。
子どもが成長していくと、おもちゃの貸し借りだけではなく、いろいろな場面で「自分の意思を伝える力」が必要になってきますよね。
例えば、公園で知らない大人に「お菓子あげるからついておいで」と言われて、嫌だと思っていても「イヤ」と言えずに一緒について行ったら大変なことになる。
疲れていても「疲れたから休みたい」と言えずに、体調を崩してしまうかもしれない。
先輩に万引きを頼まれて、嫌だと思っても「やりたくない」と言えずに、気づけば犯罪に手を染めてしまうことだって考えられる。
「それは嫌だな」「やりたくない」こうした気持ちを相手に伝えられることは、自分自身を守るための大切な力だと思います。
だからこそ、子どもの頃から、「イヤな時はイヤと言っていい」という経験を積んでおくことは、大切なことじゃないでしょうか。
ただ、じゃあ「イヤ」と言ったら、そのままでいいのか?というと、ここが、子ども同士の関わりで難しいところですよね。「イヤと言えること」=「何でも自分の思い通りにしていい」ってことじゃない。
たとえば、「まだ使ってるから、今は貸したくない」と言ったら、「そうなんだね。じゃあ、終わったら貸してくれる?」と、お友達と相談する。
あるいは、「あと5分使ったら貸すね」「この遊びが終わったら交代ね」と、“イヤ”の先にある解決方法を子どもと一緒に考えていくことが大事だと思っていて。
つまり、「貸したくない」=ダメではなく、自分の気持ちを伝えた上で、どうしたら一緒に遊べるか考えるという経験を積んでいくことが大事になってくる。
子ども同士で、「貸して!」「イヤ!」となったとき、大人がすぐに、「○○ちゃん、貸してあげて!」と片方を説得するのはグッと堪える。
「Aくんは、まだ遊びたいんだね」「Bくんは、このおもちゃを使いたいんだね」と、両方の気持ちを言葉にして、気持ちの橋渡しをする。
そして、「じゃあ、どうしようか?」と一緒に考えてみる。「順番にする?」「タイマーが鳴ったら交代する?」「別のおもちゃで遊ぶ?」など、選択肢を提示すること。
多少の衝突はあれど、こうした経験を重ねることで、子どもは少しずつ、「自分の気持ちを大切にしながら、相手の気持ちも大切にする」という、人との関わり方を学んでいくのかなと。
「貸して」と言われたら「いいよ」と言える。それはもちろん素敵な姿。でも、「今はまだ使いたい」「あとでならいいよ」「これは貸したくない」と、自分の気持ちをきちんと伝えられることも、同じくらい素敵なこと。
そして、その「イヤ」を相手に伝えたうえで、「じゃあ、どうしよう?」と一緒に考えられるようになる。それこそが本当の意味で人と上手に関わる力だと思っていて。
「お友達には優しくする」ことは大事だけど、それ以上に「自分の気持ちを大切にしていいんだよ」ということも、子どもたちには伝えていきたい。
おもちゃの貸し借りという、一見小さな出来事の中にも、「人を大切にすること」と「自分を大切にすること」その両方を学ぶチャンスがある。
今日も子どもたちの「イヤ!」を、ただの困った言葉として終わらせず、「自分の気持ちを伝えられたね」という視点でも見つめていけたらいいなと思います。