こんにちは!保育士のたくまです。長い長い夏休みが終わって、ようやくいつもの日常が戻りつつあります。
大人はホッとしていますが、子どもたちはまだまだエネルギーが有り余っているようで、気づくとあちこちで“たたかいごっこ”が始まっています。
アニメや特撮ヒーローの主人公になり切っているのでしょうね。「エイッ!ヤーッ!」と大きな声が聞こえてきます。安全面に配慮しながら見守りしたり、時にはスタッフが悪役となって盛り上げます。
このたたかいごっこ、デイでは比較的寛容ですが、場面がお家となると話は別。
「たたかいごっこは危ないから、やめなさい!」親としてはついつい、言いたくなりますよね。実際、危ない場面もありますし、大人の事情を言えば部屋が散らかるのはできれば避けたいですし。私も「広い心で見守ってあげましょう」なんて言うつもりはさらさらないです。
相手を本気で叩いたり、痛がっているのに続けたりしていたら、当然止めなければいけません。
でも、お互いに「ごっこ遊び」として楽しんでいるたたかいごっこなら、私はむしろ子どもの成長にとって、とても面白くて意味のある遊びだと思っています。
なぜなら、たたかいごっこは、「どのくらいの力なら大丈夫かな?」とか、「今は強すぎたかな?」とか、子どもにとって「力加減のコントロール」を遊びを通して学べる絶好の機会だと考えているから。
例えば、パパと子どもでパンチごっこをするとします。パパに「思いっきりパンチしていいよ!」と言われたら、子どもは意外と簡単にできます。
でも、「じゃあ今度は、赤ちゃんを触るくらいの力でパンチしてみよう」と言われたらどうでしょう?
これが、けっこう難しい。子どもは「赤ちゃんだから、さっきの力よりも弱くだよね。こんな感じかな?」と、いろいろと考えながら力を調整する。
つまり、たたかいごっこは、単なる遊びではなく、「力加減をコントロールする練習」にもなるんですね。
子どもの発達を考えるとき、アクセルだけではなくブレーキも大切です。
日常生活では、「走る」「ジャンプする」「叩く」「押す」こうした“動く力(アクセル)”だけではなく、「止まる」「弱める」「待つ」「相手に合わせる」という“止まる力(ブレーキ)”も必要になってきます。
これ、車に例えると分かりやすいかもしれません。アクセルは正常に効くけど、ブレーキが効かないと事故に繋がるのは目に見えている。子どもの発達にもこれと同じことが言えるんですね。
これは、いわゆる自己調整につながる力です。自己調整とは、学習や作業などの目標を達成するために、自分自身の思考・感情・行動を自らコントロールし、計画・実行・見直しを行うプロセスのこと。
たたかいごっこは、単純なケンカとは違い、相手とのやり取りの中で自分の行動を調整したり、相手の反応を見ながら遊び方を変えたりすることが必要です。
こうした「相手を見る」「自分の行動を調整する」という経験が、自己調整や社会的な力につながる可能性を秘めています。
子どもたちとたたかいごっこやるときに、ぜひ試してほしいのが、「スローモーションたたかいごっこ」。
名前のとおり、全部の動きを、ものすごーくゆっくりにします。「今日は宇宙一ゆっくりな戦いをします!」「よ〜い⋯」「パ〜ンチ〜」「おそっ!!」くらいでOK。
「ゆっくり動いてね」と言われると、大人は簡単にできます。でも子どもにとっては、動きたい身体を、自分でゆっくり動かすというのは、意外と難しいんですよね。
こうした動きって、実は日常生活にもつながっていて。「廊下は走らない」「先生の話を聞いてから動く」など、こうした場面でも必要になる力ですよね。しかるべきタイミングで“ブレーキ”を踏めるかどうか。
そして、もう一つ大切なのが「相手を見ること」。たたかいごっこの面白いところは、自分一人では完結しないというところです。
相手が、「痛い!」と言ったら止まる。相手が笑ったら、「まだやっていいんだ!」と分かる。相手が逃げたら追いかける。相手が止まったら自分も止まる。
つまり、自分の身体だけではなく、相手の身体や表情、声にも注目する必要があります。
たたかいごっこには、身体をコントロールする経験、相手を見る経験、気持ちを調整する経験が、自然に入っているんですよね。
「たたかいごっこなんて、やめなさい!」と言う前に、「どうしたら、安全で楽しい“学びの遊び”にできるかな?」と考えてみる。そんな視点も、子どもの育ちを支える一つの方法かもしれません。
今日も子どもたちの「遊びたい!」を、ちょっとだけ深く見つめてみる。遊びの中には、子どもが自分を育てる力がいっぱい詰まっていますよ。
大人はホッとしていますが、子どもたちはまだまだエネルギーが有り余っているようで、気づくとあちこちで“たたかいごっこ”が始まっています。
アニメや特撮ヒーローの主人公になり切っているのでしょうね。「エイッ!ヤーッ!」と大きな声が聞こえてきます。安全面に配慮しながら見守りしたり、時にはスタッフが悪役となって盛り上げます。
このたたかいごっこ、デイでは比較的寛容ですが、場面がお家となると話は別。
「たたかいごっこは危ないから、やめなさい!」親としてはついつい、言いたくなりますよね。実際、危ない場面もありますし、大人の事情を言えば部屋が散らかるのはできれば避けたいですし。私も「広い心で見守ってあげましょう」なんて言うつもりはさらさらないです。
相手を本気で叩いたり、痛がっているのに続けたりしていたら、当然止めなければいけません。
でも、お互いに「ごっこ遊び」として楽しんでいるたたかいごっこなら、私はむしろ子どもの成長にとって、とても面白くて意味のある遊びだと思っています。
なぜなら、たたかいごっこは、「どのくらいの力なら大丈夫かな?」とか、「今は強すぎたかな?」とか、子どもにとって「力加減のコントロール」を遊びを通して学べる絶好の機会だと考えているから。
例えば、パパと子どもでパンチごっこをするとします。パパに「思いっきりパンチしていいよ!」と言われたら、子どもは意外と簡単にできます。
でも、「じゃあ今度は、赤ちゃんを触るくらいの力でパンチしてみよう」と言われたらどうでしょう?
これが、けっこう難しい。子どもは「赤ちゃんだから、さっきの力よりも弱くだよね。こんな感じかな?」と、いろいろと考えながら力を調整する。
つまり、たたかいごっこは、単なる遊びではなく、「力加減をコントロールする練習」にもなるんですね。
子どもの発達を考えるとき、アクセルだけではなくブレーキも大切です。
日常生活では、「走る」「ジャンプする」「叩く」「押す」こうした“動く力(アクセル)”だけではなく、「止まる」「弱める」「待つ」「相手に合わせる」という“止まる力(ブレーキ)”も必要になってきます。
これ、車に例えると分かりやすいかもしれません。アクセルは正常に効くけど、ブレーキが効かないと事故に繋がるのは目に見えている。子どもの発達にもこれと同じことが言えるんですね。
これは、いわゆる自己調整につながる力です。自己調整とは、学習や作業などの目標を達成するために、自分自身の思考・感情・行動を自らコントロールし、計画・実行・見直しを行うプロセスのこと。
たたかいごっこは、単純なケンカとは違い、相手とのやり取りの中で自分の行動を調整したり、相手の反応を見ながら遊び方を変えたりすることが必要です。
こうした「相手を見る」「自分の行動を調整する」という経験が、自己調整や社会的な力につながる可能性を秘めています。
子どもたちとたたかいごっこやるときに、ぜひ試してほしいのが、「スローモーションたたかいごっこ」。
名前のとおり、全部の動きを、ものすごーくゆっくりにします。「今日は宇宙一ゆっくりな戦いをします!」「よ〜い⋯」「パ〜ンチ〜」「おそっ!!」くらいでOK。
「ゆっくり動いてね」と言われると、大人は簡単にできます。でも子どもにとっては、動きたい身体を、自分でゆっくり動かすというのは、意外と難しいんですよね。
こうした動きって、実は日常生活にもつながっていて。「廊下は走らない」「先生の話を聞いてから動く」など、こうした場面でも必要になる力ですよね。しかるべきタイミングで“ブレーキ”を踏めるかどうか。
そして、もう一つ大切なのが「相手を見ること」。たたかいごっこの面白いところは、自分一人では完結しないというところです。
相手が、「痛い!」と言ったら止まる。相手が笑ったら、「まだやっていいんだ!」と分かる。相手が逃げたら追いかける。相手が止まったら自分も止まる。
つまり、自分の身体だけではなく、相手の身体や表情、声にも注目する必要があります。
たたかいごっこには、身体をコントロールする経験、相手を見る経験、気持ちを調整する経験が、自然に入っているんですよね。
「たたかいごっこなんて、やめなさい!」と言う前に、「どうしたら、安全で楽しい“学びの遊び”にできるかな?」と考えてみる。そんな視点も、子どもの育ちを支える一つの方法かもしれません。
今日も子どもたちの「遊びたい!」を、ちょっとだけ深く見つめてみる。遊びの中には、子どもが自分を育てる力がいっぱい詰まっていますよ。