こんにちは!保育士のたくまです。最近、うちの娘(小5)が妙に私に対してケンカ腰で。何かにつけてつっかってくるんです。
例えばトイレのフタ問題。我が家では「トイレのフタは開けたら閉める」がルールなのですが、忘れっぽい私は時々、開けっ放しにしてしまうことがあるんです。
すると、すぐさま娘が駆けつけて「なんで開けっ放しなの?バカなの?」と、すごい剣幕でゴン詰め。「ごめん、ごめん忘れちゃった。次は気をつけるよ」と、私はただただ平謝りするばかりなのです。
どうしてそこまで詰められなきゃいけないのか。妻に言わせれば「思春期だから仕方ないのよ。年頃の娘は父親に対してはそんなものよ」と、至って冷静。
フントニモー!ついこの間まで“もっとも〜っとタケモット♪”でお馴染みのタケモトピアノのCMに合わせて嬉しそうに踊っていたのに。あの天真爛漫な君はどこいった?!
世の思春期の娘さんって、こんなものなのでしょうか。いわゆる「反抗期」ってやつでしょうか。この時期の子どもとの関わり方をこじらせると大人になってから面倒くさいことになる、なんて話も聞くし、私の中では結構デリケートな問題なのであります。
「反抗期」ってなんなんでしょうね。思えば私もたしか小学校高学年の頃、ずっと親に対して反抗的な態度を取っていたような気がします。
町内のソフトボールチームに所属していた私は4番でピッチャー、おまけにキャプテンという立場で。毎日ソフトボールの練習に明け暮れていて、試合ともなると子どもたちの親が一斉に観に来ていました。
周りの友達は親の存在をさして気にも留めていませんでしたが、私は「親(特に母親)が自分の試合を観に来ること」が嫌で嫌で仕方なかったんです。
とにかく親(特に母親)に観られるのが恥ずかしくて、観に来ようものなら「帰れ!来るなって言っただろう!」と、これまた凄い剣幕で母親をゴン詰めし、即刻帰らせていました。後で知った話ですが、母親は帰ったフリして隠れて応援していたとか。
その日の弁当を作ってもらってるくせに、いつもユニホームを洗濯してもらってるくせに。母親からしたら「どの口が言ってんの?」って話ですが、当時の私にはそんな親の苦労など知りたくもなくて。愛情を受けすぎて、どうやらそのあたりの感覚が完全に麻痺していたのかな。酷い息子です。
今になって思うのは、「血は争えん」ということですかね。ほんと、娘は子どもの頃の私そっくりで。だから可愛く思えるんでしょうね。親バカです。
さてさてそんな人間誰しも通ると思われる「反抗期」ですが、実は、近年、反抗期のない子どもが増えているってご存知でしたか?
「うちの子、反抗期が全然なくて育てやすいんです」とても穏やかで、親の言うこともよく聞く。一見すると「理想的な子育て」のようにも感じます。
でも実は、“反抗期がないこと”には、少しだけ違う見方もあるようで。
そもそも反抗期は、子どもが「自分」という存在を作っていく大切な過程と言われています。「それはイヤ!」「自分で決めたい!」「なんで?」こんな言葉の裏側には、“自分の気持ちに気づいて、それを外に出そうとしている姿”があって。
つまり反抗期は、心が育っている証拠でもあるんですね。では、なぜ最近「反抗期がない」と感じるご家庭が増えているのか。
これにはいくつかのケースがあると言われていて。
ひとつは、言いたいことを飲み込んでいるケース。空気が読める子や優しい子に多いらしく、「お母さんが困るからやめておこう」「怒られるのが嫌だから言わないでおこう」などと、本当の気持ちをぐっと抑えていることがあるようです。表面上は落ち着いて見えても、心の中では葛藤していることも少なくありません。
2つ目は、親御さんのコントロールが強いケース。知らず知らずのうちに、「こうしなさい」「それはダメ」が多くなってしまうと、子どもは「どうせ言っても変わらない」と感じてしまう。すると反抗する前に、自分の気もちを出すこと自体をあきらめてしまうこともあるんですね。
3つ目は、親子関係がとても良好なケース。気持ちを受け止めてもらえる、意見を聞いてもらえる、こうした親子関係の中では、大きな衝突としての“反抗期”が目立たないこともあります。
ただしこの場合でも、小さな「イヤ」や「違う」は必ずどこかで出てきているので、そういうサインは見逃さないようにしたいですね。
こうしてみると、反抗期があるかどうかより、“子どもが自分の気持ちを安心して出せるかどうか”が大事になってくるのかなと。
たとえば、「それイヤなんだね」「そう思ったんだね」と受け止めてもらえる経験があるのないのとでは、子どもの受け取り方って全然違っていて。そういう経験の積み重ねの上に、子どもは安心して自分を表現できるようななるのかなと思います。
なんて頭では分かっていても、いざ子どもに反抗されると、正直しんどいですよね。でもその瞬間は、「この子は自分の気持ちを持っているんだな」「ちゃんと外に出せているんだな」と捉えることで、私たち親もちょっと楽になるというか。
ぶつかることも含めて、親子関係は少しずつ深まっていきます。「反抗期がない=いい子」と単純に考えなくても大丈夫。その子なりのペースで、気持ちを出せているか安心して過ごせているかに目を向けていけるといいですよね。
そしてもし、「うちの子、気持ちを我慢しているかも⋯」と感じたら、まずは小さな“イヤ”を受け止めるところから始めてみては。それだけで、子どもの心はぐっと軽くなりますよ。
※写真は娘がトイレのドアに貼った「フタ閉めろ!」の貼り紙。圧がすごい😅
例えばトイレのフタ問題。我が家では「トイレのフタは開けたら閉める」がルールなのですが、忘れっぽい私は時々、開けっ放しにしてしまうことがあるんです。
すると、すぐさま娘が駆けつけて「なんで開けっ放しなの?バカなの?」と、すごい剣幕でゴン詰め。「ごめん、ごめん忘れちゃった。次は気をつけるよ」と、私はただただ平謝りするばかりなのです。
どうしてそこまで詰められなきゃいけないのか。妻に言わせれば「思春期だから仕方ないのよ。年頃の娘は父親に対してはそんなものよ」と、至って冷静。
フントニモー!ついこの間まで“もっとも〜っとタケモット♪”でお馴染みのタケモトピアノのCMに合わせて嬉しそうに踊っていたのに。あの天真爛漫な君はどこいった?!
世の思春期の娘さんって、こんなものなのでしょうか。いわゆる「反抗期」ってやつでしょうか。この時期の子どもとの関わり方をこじらせると大人になってから面倒くさいことになる、なんて話も聞くし、私の中では結構デリケートな問題なのであります。
「反抗期」ってなんなんでしょうね。思えば私もたしか小学校高学年の頃、ずっと親に対して反抗的な態度を取っていたような気がします。
町内のソフトボールチームに所属していた私は4番でピッチャー、おまけにキャプテンという立場で。毎日ソフトボールの練習に明け暮れていて、試合ともなると子どもたちの親が一斉に観に来ていました。
周りの友達は親の存在をさして気にも留めていませんでしたが、私は「親(特に母親)が自分の試合を観に来ること」が嫌で嫌で仕方なかったんです。
とにかく親(特に母親)に観られるのが恥ずかしくて、観に来ようものなら「帰れ!来るなって言っただろう!」と、これまた凄い剣幕で母親をゴン詰めし、即刻帰らせていました。後で知った話ですが、母親は帰ったフリして隠れて応援していたとか。
その日の弁当を作ってもらってるくせに、いつもユニホームを洗濯してもらってるくせに。母親からしたら「どの口が言ってんの?」って話ですが、当時の私にはそんな親の苦労など知りたくもなくて。愛情を受けすぎて、どうやらそのあたりの感覚が完全に麻痺していたのかな。酷い息子です。
今になって思うのは、「血は争えん」ということですかね。ほんと、娘は子どもの頃の私そっくりで。だから可愛く思えるんでしょうね。親バカです。
さてさてそんな人間誰しも通ると思われる「反抗期」ですが、実は、近年、反抗期のない子どもが増えているってご存知でしたか?
「うちの子、反抗期が全然なくて育てやすいんです」とても穏やかで、親の言うこともよく聞く。一見すると「理想的な子育て」のようにも感じます。
でも実は、“反抗期がないこと”には、少しだけ違う見方もあるようで。
そもそも反抗期は、子どもが「自分」という存在を作っていく大切な過程と言われています。「それはイヤ!」「自分で決めたい!」「なんで?」こんな言葉の裏側には、“自分の気持ちに気づいて、それを外に出そうとしている姿”があって。
つまり反抗期は、心が育っている証拠でもあるんですね。では、なぜ最近「反抗期がない」と感じるご家庭が増えているのか。
これにはいくつかのケースがあると言われていて。
ひとつは、言いたいことを飲み込んでいるケース。空気が読める子や優しい子に多いらしく、「お母さんが困るからやめておこう」「怒られるのが嫌だから言わないでおこう」などと、本当の気持ちをぐっと抑えていることがあるようです。表面上は落ち着いて見えても、心の中では葛藤していることも少なくありません。
2つ目は、親御さんのコントロールが強いケース。知らず知らずのうちに、「こうしなさい」「それはダメ」が多くなってしまうと、子どもは「どうせ言っても変わらない」と感じてしまう。すると反抗する前に、自分の気もちを出すこと自体をあきらめてしまうこともあるんですね。
3つ目は、親子関係がとても良好なケース。気持ちを受け止めてもらえる、意見を聞いてもらえる、こうした親子関係の中では、大きな衝突としての“反抗期”が目立たないこともあります。
ただしこの場合でも、小さな「イヤ」や「違う」は必ずどこかで出てきているので、そういうサインは見逃さないようにしたいですね。
こうしてみると、反抗期があるかどうかより、“子どもが自分の気持ちを安心して出せるかどうか”が大事になってくるのかなと。
たとえば、「それイヤなんだね」「そう思ったんだね」と受け止めてもらえる経験があるのないのとでは、子どもの受け取り方って全然違っていて。そういう経験の積み重ねの上に、子どもは安心して自分を表現できるようななるのかなと思います。
なんて頭では分かっていても、いざ子どもに反抗されると、正直しんどいですよね。でもその瞬間は、「この子は自分の気持ちを持っているんだな」「ちゃんと外に出せているんだな」と捉えることで、私たち親もちょっと楽になるというか。
ぶつかることも含めて、親子関係は少しずつ深まっていきます。「反抗期がない=いい子」と単純に考えなくても大丈夫。その子なりのペースで、気持ちを出せているか安心して過ごせているかに目を向けていけるといいですよね。
そしてもし、「うちの子、気持ちを我慢しているかも⋯」と感じたら、まずは小さな“イヤ”を受け止めるところから始めてみては。それだけで、子どもの心はぐっと軽くなりますよ。
※写真は娘がトイレのドアに貼った「フタ閉めろ!」の貼り紙。圧がすごい😅