日記や手紙、作文を書くのが苦手

文字は書けるのに、日記や手紙、作文など内容を自分で考えて書くことが苦手みたい…そんなことありませんか?どんな内容をどんな順番で書けば良いのかをイメージしにくいのかもしれません。そんなときの学習方法をご紹介します。

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書くべき出来事はわかってても、なかなか鉛筆が進まない…そんなときは、どんな順番で文章を作ったらよいのか、構成に迷っているのかもしれません。まずは、文章の構成の簡単な枠組みを伝えていきましょう。
ルール・準備物
文章校正の手順表
1 日記・手紙・作文などの書くものに合わせて、できごとをお子さんと振り返りましょう
文章の作り方に迷っているのかな?と感じたときは・・・の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
2 まずは、書くときの構成を伝えましょう
文章の作り方に迷っているのかな?と感じたときは・・・の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
いきなり文章を書いてみよう、というと難しく感じる場合もあるかもしれません。
まずは出来事を振り返りながら、時系列に沿って内容を簡単にメモしておくと良いでしょう。

そこから、
・はじめ
・なか
・おわり
と、文章に起こす順番を決めておきます。

そして、
「初めの一文は、『いつ、どこで、だれと、なにをした』を書くよ」など1文の作り方を伝えます。
口頭だけでも構いませんが、わかりやすく紙に書いておくと、より取り組みやすくなるでしょう。
文章の作り方に迷っているのかな?と感じたときは・・・の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
書く内容を大人がそのまま言うのではなく、「どんな要素を書くのか」教えることがポイントです。

×「おとうさんとデパートにいきました、と書くんだよ」
○「だれと、どこに行ったか、書いてみよう」
ワンポイント
学校での作文も、ある程度の枠組みがあるものです。お子さんが自分で情報を整理して、どのように書いたらよいか分かるようように、わかりやすい簡単なヒントにまとめてあげましょう。
ほかの工夫
監修者
高畑 脩平 先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師 奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員 奈良県障害者総合支援センター 作業療法士
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