手を動かす・ジャンプをするなど、ずっと同じ行動を繰り返す

手をひらひらさせたり、ぐるぐるその場で回ったり、絶えず身体をゆするなど、同じ行動を繰り返している…。

その理由に合わせた対応方法をご紹介します。

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無意識に体を揺すっていたり、手をひらひらさせていたりする場合もあります。

状況に応じたふるまいを伝えてあげましょう。
学校や電車の中では控えたい理由を伝えてみましょう
好きな感覚あそびでも、場面によっては迷惑になってしまう…そんなときに出来る工夫は?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
体を大きく揺すっていたり、ぐるぐるその場で回っていると

①他の人が集中できず困ってしまう
②ぶつかって危ない
③大きな動きは、イヤな気持ちにさせる

など控えた方が良い理由を伝えましょう。
そして代わりにどのように過ごしたらいいか、示しましょう。お子さんが夢中になって過ごせる本やゲームだけでなく、大人とのやりとりを楽しめる場合はしりとりをしたりクイズをしたり、と工夫して過ごしてみましょう。
思い切り遊んでも良い場所や時間も伝えてあげましょう
好きな感覚あそびでも、場面によっては迷惑になってしまう…そんなときに出来る工夫は?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんと一緒に、体を動かしてもいい場所や時間、状況を考えてみましょう。

また、体を動かす時間を1日のスケジュールの中に組み込んでおくのも良いかもしれません。
ワンポイント
体を揺すったり、手をひらひらさせたりすることで、気持ちや感覚を安定させている場合もあります。 禁止するだけではなく、 他の方法で不安を解消できるようアイテムを渡してあげたり、質問するときのシンプルなフレーズを教えてあげるのも良いでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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