他の人のものを勝手にとってしまう

自分のものと相手のものを区別なく勝手に使ってしまう、とってしまう。順番を待てない…。
そんな場合の解決のヒントをご紹介します。

17684 view

黙ってとったらいけないと知らない、何て言うのかまだ覚えていない、ということもあるでしょう。

大人との遊びを通して、「かして」「ちょうだい」と相手に許可をとる練習をしてみましょう。
ルール・準備物
ブロック、積み木
1 ブロックを用意して、大人はたくさん持ち、お子さんには1つだけ渡しましょう
黙ってとってはいけない、貸し借りのルールがあることをまだ知らないのかな?と感じたときは…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
2 お子さんの手が伸びてきたら、フレーズを教えましょう
黙ってとってはいけない、貸し借りのルールがあることをまだ知らないのかな?と感じたときは…の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんの手が、大人が持っているブロックに伸びてきたら「かして、だよ」とシンプルに伝えましょう。 3 「かして」と言えたらすぐに「どうぞ」とブロックを渡しましょう
黙ってとってはいけない、貸し借りのルールがあることをまだ知らないのかな?と感じたときは…の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「こう言えば、スムーズにもらえる!」という経験が大切です。

発音が不明瞭だったり、お子さんが自分から言うのに時間がかかっても、まずは渡してあげましょう。
4 生活の中で、「かして」が定着するよう色々な場面で取り入れてみましょう 大人が「かして、だよ」と促さなくてもお子さんが言えるよう、色々な場面で取り入れてみましょう。

かして、が出来るようになったら、遊び以外の場面でも使える「ちょうだい」など、他のフレーズも練習してみましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『困った行動』TOPへ戻る >