つば吐き、よだれを相手につけたりする

お友だちやパパママに、つばやよだれをつけてしまう…。
意思表示のかわりや、自分をみてほしい、感覚が楽しい、などいろんな理由が考えられます。

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意思表示の代わりに行っている場合、他の行動で表現できるようにしていきましょう。
ルール・準備物
紙とペン
1 「NO」という意思を伝えるカードを作ってみましょう
もしかして「いやだ」「不安だ」など意思表示の代わりに使ってるのかな?と思ったときは…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
紙や厚紙などに「×」のマークを書きましょう。

文字や表情で書いても良いでしょう。お子さんが理解できる範囲の表現方法を選びましょう。
2 カードを使って意思表示をする練習をしてみましょう
もしかして「いやだ」「不安だ」など意思表示の代わりに使ってるのかな?と思ったときは…の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「イヤなときはこのカードを見せてね」と伝えましょう。

その場で少しだけ練習してみるのも良いでしょう。

「◎◎くん、おやつ分けて」「(カードをとって)いやだ」
「◎◎ちゃん、お片づけして」「(カードをとって)いやだ」
など、お子さんと取り組んでみましょう。
3 お子さんがNOと言いたそうな場面で、ヒントを出してみましょう
もしかして「いやだ」「不安だ」など意思表示の代わりに使ってるのかな?と思ったときは…の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「そんな時、どうすんだっけ?」と優しく声をかけてみましょう。
また、「このカード、使う?」と聞いてみるのも良いでしょう。
4 お子さんが上手に教えてくれたときは、すぐに状況を変えてあげましょう
もしかして「いやだ」「不安だ」など意思表示の代わりに使ってるのかな?と思ったときは…の画像4 クリックすると別画面で開いて拡大できます
つば吐きではなく、カードや言葉で気持ちを教えてくれたときは、すぐに受け入れましょう。

「何だ、コレ使っても変わらないや。つば吐きの方がいいな」とお子さんが感じてしまうと、またつば吐きや他の行動で表現するようになってしまいます。

「上手に教えてくれたね、ありがとう」と言って、すぐに状況を変えてあげましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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