一つの活動に集中することができない

着替えている途中に遊びだしたり、長い時間かけても宿題が全然進まなかったり、1つの活動を続けられないお子さんは、興味が他のものにうつりやすい場合があります。活動への取り組み方を工夫して、集中しやすいようにしましょう。

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活動のやり方が分からなかったり、途中で何をするか忘れたりしている場合があります。
この場合は、どんな場所で何をするかを、絵や文字などを使って一目でわかるようにして見せると効果的です。
ルール・準備物
紙、ペン
1 取り組む環境をみなおしましょう 着替えの最中にテレビを見てしまい、手が止まっているときはテレビを消したり、違う部屋でとりくんだりと、お子さんの気が散りやすい要因を減らしていきましょう。

これは、宿題をするときや、ご飯をたべるときも同じです。
できるだけ活動に集中できる環境をつくるところから、はじめましょう。
2 取り組む活動の手順を、紙に絵と文字で書いて見せましょう
もしかして、やり方がわからない?気が散りやすいだけ?そんなときは…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ひとつずつ絵を指しながら、言葉でも説明します。
活動中も目につくところに手順表を置いておくと良いでしょう。
ワンポイント
知らない場所や、初めてのことに挑戦する場合は、インターネットを使って、写真や動画を見せると、お子さんがイメージをしやすくなり、落ち着いて取り組めます。 手順表の最後に次の活動を示しておくと、よりスムーズに活動することができます。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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