他者に対して過度に身体接触する
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小さいお子さんならまだしも、年齢が大きくなるにつれて大人や周囲のお友達に抱きつくと不快に思われることがあります。年齢に合わせて過度な身体接触を減らしていくために、お家で行えることをみていきましょう。
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抱きつくのは身体全体に対して圧迫感が欲しかったり包み込まれる感じを得たいということかもしれません。その場合は、別のもので同じような感覚を得られるようにしましょう。
ルール・準備物
・布団、クッション
抱きつくときの圧迫感を、重みのある布団やクッションに挟まれることで代用できるかお子さんと一緒にトライしてみましょう。
身体に抱えこむようのクッションを用意すると、落ち着きやすい場合があります。 刺激に対する過敏性がある場合、フード付きのコートや上着を着用し、不安になったらフードを被るのもよいでしょう。マスクや帽子でも代用できるので、お子さんが使いやすいアイテムを一緒に探してみましょう。
また、持ち物の中に安心できるアイテムを入れておくのも1つです。
人形やおもちゃ、感覚遊びのできるボール等のアイテムで構いませんが、年齢や外出先にあわせたものを選んでいけるとよいでしょう。
ワンポイント
過度な抱きつきや身体接触が見られる場合は、身体に重みを感じることで落ち着けるのかもしれません。
座っているときにも膝かけやブランケットを使うと安心感が得られるため、過度な抱きつきや身体接触を減らすのに効果的です。外出前や、他者と会う直前に行うとよいでしょう。
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身体に抱えこむようのクッションを用意すると、落ち着きやすい場合があります。 刺激に対する過敏性がある場合、フード付きのコートや上着を着用し、不安になったらフードを被るのもよいでしょう。マスクや帽子でも代用できるので、お子さんが使いやすいアイテムを一緒に探してみましょう。
また、持ち物の中に安心できるアイテムを入れておくのも1つです。
人形やおもちゃ、感覚遊びのできるボール等のアイテムで構いませんが、年齢や外出先にあわせたものを選んでいけるとよいでしょう。
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井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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