みんなの前で発言できない

大勢の前で何かを言うのは、大人でも緊張してうまくできなかったりするもの。

緊張してしまう子も、言葉を話すのが得意でない子も、少しずつステップを踏んで練習していきましょう。

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言葉がうまく出てこなかったり、緊張すると話せなくなってしまうお子さんもいますよね。

「はい」「いいえ」で答えられる質問に、まずはジェスチャーで答える練習をしてみましょう。
1 お子さんがすぐできる表現方法を一緒に考えてみましょう
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「あっていると思ったら『うん』(うなずく)」
「ちがうと思ったら『ううん』(首をふる)」

という動作を実演しながら伝えてみましょう。

練習するときは、この動作を使って、○×クイズをやってみましょう。

首をふったり頷くだけでなく、手をあげたりジェスチャーでも良いでしょう。

今、お子さんが無理なくできる方法を一緒に考えましょう。
2 そのサインは、みんなの前でも使って良い事を伝えてあげましょう 「みんなの前でも、良いなと思ったら『うなずく』、違うなと思ったら『首を振る』をしたらいいんだよ」と伝えましょう。 3 家で行っている練習の内容を、先生にも伝えておきましょう
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みんなの前で「うん」など、練習している内容を使って答えられたときは、先生にも褒めてもらえるよう、予め先生に相談しておきましょう。 4 表現方法を少しずつ細かくしていきましょう
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ジェスチャーや短い言葉で伝えられるようになってきたら、ステップアップするのも良いでしょう。

2択の質問を指でさして選んだり、1番2番などの番号で選択問題を答えることを練習してみましょう。

また、「1です」など短い言葉で発表できるよう、促してみるのも良いでしょう。
ワンポイント
普段は問題なくお話出来ていても、 みんなの前では緊張して出来ない場合もあります。 も簡単な意思表示から、「ちゃんとできた!」という経験を重ねていきましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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