言われないと身支度等ができない

お子さんの自立を考えて、自分でできることは自分でしてほしいのに、目を離すとぼーっとしていたり、遊んでしまう…そんなお困りはありませんか?お子さんが自分から行動できるような仕組みを考えていきましょう。

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日常的な動作は、時間や状況と行動をセットで覚えてみましょう。

「起きたら次は歯を磨く」「8時になったら着替える」「家に返ってきたら、靴をそろえる」など、具体的な時間や行動をカードに書き、見える場所に貼っておきます。
ルール・準備物
紙、ペン
1 日常生活の中で、お子さんが一人で動作をすべて行えるものを1つ選びましょう 歯磨きや、着替えなど、大人が手伝わずに出来ることを探してみましょう。 2 その動作を行うタイミングを改めて伝えましょう 「ごちそうさまの後は、歯磨き」
「ご飯の器が空になったら、歯磨きするよ」
「8時半 になったら歯磨きするよ」

など、お子さんにとってわかりやすい言葉で伝えましょう。
3 お子さんが思い出せるよう、カードをつくりましょう
毎日くりかえすことでも、思い出すキッカケが必要なのかもしれないなぁ…と感じるときはの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
カードを作って、お子さんの目に入りやすい場所に貼ります。

紙に「8時半になったら歯磨きをする」と書いたり、イラストで表現するのも良いでしょう。
4 お子さんが決まった通り、動作を始めることができたら、必ず褒めてあげましょう
毎日くりかえすことでも、思い出すキッカケが必要なのかもしれないなぁ…と感じるときはの画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「自分から、何をすればいいか気がつけたね、すごい!」
「ちゃんと時間どおりできたね!」

など、頑張ったポイントを加えて伝えてあげましょう。
ワンポイント
「~しなさい」と言わなくても、何をするべきかをお子さんが自分で確認できる環境を作っていきましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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