カレンダーが読めない・日付の感覚がわからない 

カレンダーを使って、今日の日付や予定を自分で確かめられるようになってほしい!そんなときにお家ですぐにできる対応法をお伝えします。

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1日経つと、昨日までは「きょう」だった日が「きのう」になってしまいます。そもそも「きのう・きょう・あした」という考え方は、毎日1日ずつずれていくものだということをわかりやすく理解できるように工夫しましょう。
ルール・準備物
1ヶ月表示のカレンダー カレンダーの1日マスのサイズ1つ分に合わせて「きょう」と書いた紙片 マスキングテープなど
1 カレンダーの1マスのサイズに合わせて「きょう」と書いた紙を用意します
日付はわかるようになったけど、「今日、昨日、明日」がなかなか伝わらない…そんなときはどうする?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
毎日、「今日は何日?」と質問をなげかけながら、「きょう」の紙をお子さんと一緒にずらしていきましょう。

「きょう」が変わっていくプロセスをお子さん自身がイメージできるように、目に見える形で伝えていく工夫の1つです。
前提として、日付の概念がある程度イメージできていることが大切です。
2 今日、昨日、明日、の学習も同様に行ってみるのも良いでしょう
日付はわかるようになったけど、「今日、昨日、明日」がなかなか伝わらない…そんなときはどうする?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
3枚の紙を用意しても、3つつながっている紙を用意しても良いでしょう。
お子さんにとってわかりやすい方法を考えてみましょう。
ワンポイント
冷蔵庫にカレンダーを貼って、「今日は12日だよ。12にきょうをおいて」と伝えながら「きょう」と書いてある磁石を手渡す、などの方法でも取り組めますね。紙片や磁石など、動かしやすいものを用いて、「1日ずつ移動する」という法則や「順番に動いていく」という日付と名称への理解を深めていけるといいですね。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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