勝手に食べ物を出して食べてしまう

買っておいた食材やお菓子をお子さんが知らない間に食べるので間食が多くなってしまう……なんてことはありませんか?ダメって分かってるけど衝動的に食べてしまう、満腹感があまりなく、すぐおなかが減ってしまう、何故食べてはいけないのか分かっていない、など背景は様々です。子どもが守れるようにルールを決めて、その困りごとを解決しましょう。

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冷蔵庫のものを勝手に食べてしまう場合は、冷蔵庫を開けるときのルールを決めましょう。冷蔵庫ではなく「棚から勝手にとってしまう」等の場合も、同様にルールを決めることで解決のヒントになるでしょう。
1 「冷蔵庫を開けるときはお母さんに聞く」というルールを伝えましょう
何も言わずに勝手に食べてしまう…その前に許可をえられるようになるには?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「冷蔵庫あけていい?」というセリフを一緒に練習してみたり、冷蔵庫に「お母さんに聞いてからあける」という張り紙をするなど伝えやすい工夫をしましょう。

その時期のお子さんの理解にあった方法で、言葉で許可を取らずともサイン等で示してもらうのも1つですね。
2 お子さんが冷蔵庫を開ける前に大人に声をかけられたら、たくさんほめましょう。
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ルールを忘れ、勝手に冷蔵庫を開けそうになったら、できるだけ開ける前に「開けるときはどうするんだっけ?」と声をかけましょう。

「ルール破っちゃダメでしょ!」と叱るのではなくルールを思い出してもらい、声をかけた後でもルールを守れたらほめることが大切です。
3 一緒に冷蔵庫を開けて、食べていい分だけ取って渡しましょう もしくは、「プリンをひとつ食べていいよ」と食べてもよいものを具体的に伝えましょう。
ワンポイント
家族でルールを統一します。 お母さんだけでなくお父さんもお子さんが勝手に冷蔵庫を開けないように気をつけるようにしましょう。 また、兄弟がいる場合は兄弟にも同じルールを守ってもらうようにしましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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