質問にうまく答えられない

友だちからの質問に、うまく答えられない様子をはありますか?お家で会話のキャッチボールの練習をしてみましょう。

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答えたくないことや分からないことは、無理に答えなくてもよいことや受け流してもよいことを教えてもよいでしょう。
答えたくないことを聞かれる場面が多く、お子さんのストレスになっている場合は一緒に返答方法を考えてみましょう
友達とのやりとりで、答えたくない質問があるとうまく対応できないみたい…そんなときはどうする?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
長期欠席や、なにか学校でトラブルがあった後など、次の登校時にとっさの友達からの質問で困るだろうな…と見込まれる場合には、お子さんと一緒に、事前に「どうやって伝えようか?」と返答を考えてみましょう。

お子さんの心の見通しにもつながるでしょう。

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一緒に考えつつ、お子さんに思いうかばない場合は具体的な例を提案してあげましょう。
その際「こんな回答はどう?」「◎◎くんは、AとBだったらどっちが言いやすいかな?」など、お子さんがお友達にそのフレーズで伝えことに納得がいっているかどうか、お子さんの気持ちも確認することが大切です。 大人と2人で場面を演じて練習するとよいでしょう
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練習で質問に答えることができたら、たくさんほめてあげましょう。ほめることで自信がつき、人前での緊張を減らすことができます。

また、想定していない質問に困ってしまったときの返答方法を考えておくのも良いかもしれません。
ワンポイント
興味のあることや自信をもって話せる内容だと、お友達とも楽しく会話ができるかもしれませんね。答えたくなくて言葉が詰まってしまうこともあります。全ての質問に正直に全部答えなければいけない、ということもありません。ある程度受け流すことも、集団生活ではあるでしょう。答えにくいときの意思表示の仕方を、確認しておきましょう。「答えにくくて困っている」ということを相談してもらえるような信頼関係を大人と築いておくことも、大切ですね。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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