班での活動など友達と協力することが苦手
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係の仕事や班活動で、上手く参加できない場合はどうしたらいいのでしょう。
人任せになってしまったり、反対に1人で全てやってしまったり。
そんな場合の工夫をご紹介します。
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お友達の仕事もやってしまったり、反対に人任せにしてしまったり。
2人でものを運ぶ場面を想定して、ペースやタイミングを合わせる必要があることを体感しましょう。
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事前に、協力がうまくいかないときの気持ちを考えてみます
「自分のしたい仕事を他の人にやられちゃったら、どう思う?」と問いかけてみましょう
次に「自分だけが一生懸命やっているのに、周囲の子が何もしてくれなかったら、どんな気持ち?」と聞いてみましょう。
この2つのパターンをお子さんと一緒に考え、「役割分担は、決めた分量をやることがとても大切」という理解を促しましょう。
イラストや漫画をつかって説明するのも良いでしょう。
予め、このように協力の大切さを学んでから協力ゲームを始めましょう。 2 ゲーム例)2人1組で「配達ゲーム」 例)
・2人1組のペアを2つつくる
・各ペアが運ぶおもちゃを大小さまざま用意する
・小さなおもちゃは個人で運び、大きなおもちゃはペアで協力してはこぶ、というルールを設ける
・どちらのペアが早く全て運びきれるか競争する
などお子さんたちが楽しみながら「協力」を取り入れられる遊びをしてみましょう。
ワンポイント
学校ですでに決まっている役割分担がうまくできない場合には、あらためて話し合う時間をつくってもらうとよいでしょう。
また、家庭で学校の係りを想定して考えてみるなども良いでしょう。
また、学校での係の内容がしっかり理解できるように視覚的なサポートをするのも大切です。
▼親子のヒント お当番の仕事ができない
2人でものを運ぶ場面を想定して、ペースやタイミングを合わせる必要があることを体感しましょう。
イラストや漫画をつかって説明するのも良いでしょう。
予め、このように協力の大切さを学んでから協力ゲームを始めましょう。 2 ゲーム例)2人1組で「配達ゲーム」 例)
・2人1組のペアを2つつくる
・各ペアが運ぶおもちゃを大小さまざま用意する
・小さなおもちゃは個人で運び、大きなおもちゃはペアで協力してはこぶ、というルールを設ける
・どちらのペアが早く全て運びきれるか競争する
などお子さんたちが楽しみながら「協力」を取り入れられる遊びをしてみましょう。
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井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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