班での活動など友達と協力することが苦手

係の仕事や班活動で、上手く参加できない場合はどうしたらいいのでしょう。
人任せになってしまったり、反対に1人で全てやってしまったり。
そんな場合の工夫をご紹介します。

4790 view

お友達の仕事もやってしまったり、反対に人任せにしてしまったり。
2人でものを運ぶ場面を想定して、ペースやタイミングを合わせる必要があることを体感しましょう。
1 事前に、協力がうまくいかないときの気持ちを考えてみます 「自分のしたい仕事を他の人にやられちゃったら、どう思う?」と問いかけてみましょう
「協力する」がまだよくわかっていないのかな?そんな時にできる遊びは…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
次に「自分だけが一生懸命やっているのに、周囲の子が何もしてくれなかったら、どんな気持ち?」と聞いてみましょう。
「協力する」がまだよくわかっていないのかな?そんな時にできる遊びは…の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
この2つのパターンをお子さんと一緒に考え、「役割分担は、決めた分量をやることがとても大切」という理解を促しましょう。
イラストや漫画をつかって説明するのも良いでしょう。


予め、このように協力の大切さを学んでから協力ゲームを始めましょう。
2 ゲーム例)2人1組で「配達ゲーム」
「協力する」がまだよくわかっていないのかな?そんな時にできる遊びは…の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
例)
・2人1組のペアを2つつくる
・各ペアが運ぶおもちゃを大小さまざま用意する
・小さなおもちゃは個人で運び、大きなおもちゃはペアで協力してはこぶ、というルールを設ける
・どちらのペアが早く全て運びきれるか競争する

などお子さんたちが楽しみながら「協力」を取り入れられる遊びをしてみましょう。
ワンポイント
学校ですでに決まっている役割分担がうまくできない場合には、あらためて話し合う時間をつくってもらうとよいでしょう。 また、家庭で学校の係りを想定して考えてみるなども良いでしょう。
また、学校での係の内容がしっかり理解できるように視覚的なサポートをするのも大切です。 ▼親子のヒント お当番の仕事ができない
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『小学校』TOPへ戻る >