着替えに時間がかかる、出来るのになかなか自分から取り組まない

「着替えに時間がかかって今朝も幼稚園バスを逃してしまった……。」ということはありませんか?
1人で服を脱ぎ着することはできるけれど、「モチベーションがない」「集中できない」などで、なかなか着替えが進まないこともあると思います。
そんな時に、着替えをスムーズに行うための工夫をご紹介します。

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着替えに時間がかかり、いつも注意されている子の場合、「着替え=時間がかかること、面倒くさいこと」とネガティブなイメージを持ちやすいです。

着やすい大きさや、着やすい素材の服からスタートして、「短時間で自分でできるんだ」という感覚を持てるようにサポートしてあげましょう。
着脱しにくい服はないか、よく見てあげましょう
いつも注意されると着替えが嫌になってしまうかも…「着替えやすくなる工夫」って?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ニットのセーターや、デニムなど
身体にぴったりついたり固い素材のものは、お子さんにとっては比較的「着脱しにくい服」です。

他にも、お子さんの身体の大きさや、着るときに感じる素材の固さなど、着脱しにくそうな服はないか、着替えの際に少し観察してみましょう。
ボタン、ファスナーばかりのファッションにならないよう、気をつけてみましょう
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ボタンやファスナーが苦手だと、その服を見て「できないからイヤ!」と思い、取り組むまでに時間がかかる場合もあります。

その場合は、ボタンやファスナーがついていない服から始めて、「できた」という達成感を育むところから始めると良いかもしれません。
1人で着替える場面では、トレーナーやウエストがゴムになっているズボンなどを着替えやすいものからはじめましょう
いつも注意されると着替えが嫌になってしまうかも…「着替えやすくなる工夫」って?の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
着やすい服からスタートすることで、「すぐ自分で着れる!」という体験を積んでいきましょう。

幼稚園に着ていく服は着やすい服、
お休みの日はお家で少しむずかしい服に挑戦するなど、少しずつ挑戦の幅を広げるのも良いでしょう。

ほかの工夫
監修者
高畑 脩平 先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師 奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員 奈良県障害者総合支援センター 作業療法士
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