園や別の家に泊まれない

親戚の家でのお泊まりや、幼稚園でのお泊り会で大泣きしてしまう、寝付けずにすごしてしまう……外泊はお子さんにとって大きなチャレンジです。
少しでも負担が軽くなるようにサポートしましょう。

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初めての場所・慣れない場所、お父さんお母さんもいないいつもと違う環境は、子どもにとって大きなストレスです。
そんなときに、「これがあれば大丈夫!」とお子さんが思えるようにお気に入りのぬいぐるみなどを「お守り」として持って行きましょう。
1 普段と違う環境でも、1点「いつもと同じ」をつくりましょう
お守りとして、いつもの◯◯を持って行こうの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんの安心材料になっているアイテムを持って行きましょう。

お泊りの予定がわかった時から、
お子さんのお気に入りのぬいぐるみなどを使って、「コレがあればお泊りも安心!」と感じられるような声かけをしてあげましょう。

例えば、
・就寝時にぬいぐるみをお子さんのそばに置き、「くまさんいるから大丈夫だね」「お泊り会にも連れて行こうね。そうしたら●●君安心だね」
・お気に入りのキャラクターのパジャマを着て、「これ着て寝ると、安心だね」

など、日頃から声をかけてあげましょう。
2 お友達がいるから安心、という事をつたえてあげましょう
お守りとして、いつもの◯◯を持って行こうの画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
寝る部屋や、左右の席が決まっている場合は
「隣は◎◎くんだね、知っているお友達だから怖くないね」「◎◎くんと同じ部屋だから安心だね」
など、伝えてあげましょう。

いつもと違う環境でも、お友達は一緒という事がしっかりと伝わると安心に繋がっていきます。
ワンポイント
寝る直前に不安なことを考えてしまうと、どんどん不安になり目が覚めてしまうこともあります。 「寝る前には、楽しかった事をもう1回考えるんだよ」と教えてあげましょう。 お泊り会があるとわかったら、当日までの間、 「寝る前に、今日の楽しかった事をもう1回考えてみよう!」と布団の中で振り返る習慣をつくってみるといいかもしれません。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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