「片付けて」と言ってもお片付けができない

大人でも、初めての場所で「片付けて」と言われても何をどうすればいいか分からないですよね。
お子さんにとっては、大人からの「片付けて」という言葉は曖昧でわかりにくいのかもしれません。
何をどうすればよいか具体的に分かるような声かけをしたり、収納場所を一工夫することで、お子さんが自分でお片付けをできるようにサポートしましょう。

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お片づけは、遊びを中断する「嫌なこと」。

それでは気が進まないのも当たり前です。

お片付けを「遊び」のように楽しく取り組んでみましょう!
競争しながら一緒に取り組んでみましょう
片付けは、「遊びを中断しなくちゃいけない嫌なもの」と思ってるのかな?そんなときは…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「どっちが早く箱に入れられるか競争ね!」「よーいドン」と声をかけます。実際に競争しながら一緒にお片付けをしましょう。 箱に入れる事を、もっともっと楽しい遊びにしてみましょう
片付けは、「遊びを中断しなくちゃいけない嫌なもの」と思ってるのかな?そんなときは…の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「おもちゃの秘密基地に集合だ!」
「みんな秘密基地に戻るよ~」と声をかけてみましょう。
人形や車を、おもちゃを箱まで歩いているように動かし、遊びながら片付けてみましょう。
クイズ形式でトライしてみましょう 「うさぎさんが迷子になってるよ。うさぎさんのお家はどこかな?」
など、片付ける場所をクイズ形式できいてみるのもよいでしょう。

お子さんが片付ける場所を答えられたら、「ピンポン!うさぎさんをお家につれてってあげて!」と声をかけて、しまってもらいます。
お子さんが取り組めた時は、きちんと褒めてあげましょう 「さすが!ちゃんと出来たね!」
「ママより◎◎ちゃんのほうが早かったね!すごい!」
など、お子さんとの遊びの中で、頑張りを褒めてあげましょう。
ワンポイント
まずは、大人が楽しそうにお片付けをしてみせましょう。 はじめのうちはお子さんが反応しなくても、大人が楽しくやりきることで「お片付けは楽しいこと」だと感じてもらえます。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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