自分の決めた場所にものがないとパニックになる

片付ける場所を少しでも変えると泣いて怒ってしまう…。

自分で「ココ」と決めたら、それが変わってしまう事にストレスを感じているのかもしれません。
こんなときは、どんな工夫をすれば良いでしょうか。

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自分の希望を怒る・泣く以外の方法で伝えられるようにしましょう。

上手に言えなくても、
指差しや選択肢から選ぶことで不安を減らすことができます。
1 お子さんに、別の場所に置くことを交渉してみましょう
自分なりの理由があるのかもしれない…と思ったときは、どうやって聞いたらいい?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お決まりの場所にあるものを別の場所に移したい時は、
新しい場所おいた写真をみせて、「次からここにおいて」と頼んでみます。

「いいよ」と言ってもらえたら、「ありがとう!」ときちんと伝えましょう。

また、「いやだ」など断られた場合は、お子さんが自分の気持ちを言えたこと自体をほめてあげましょう。
2 「いやだ」と言われた場合は、複数の候補から選んでもらうようにしましょう
自分なりの理由があるのかもしれない…と思ったときは、どうやって聞いたらいい?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「いやだ」とお子さんが教えてくれた時は、自分の言葉で伝える練習のチャンスです。

「AかBだったらどっちがいい?」
と選択肢をつくって質問してみましょう。

その時に、言葉だけでなく実際にアイテムを移動させて考えてみるのもいいかもしれません。
ワンポイント
お子さんにとって動かしても良いものと、絶対に動かしてほしくなものがあると思います。 最初から、「絶対」のものを譲るよう促す必要はありません。 少しずつ練習するとよいでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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