過去の出来事を順番に話すことが難しい

「今日は幼稚園で何したの?」と聞いても答えが返ってこない・・・こんな事ありませんか?
出来事を頭のなかで整理するために日常生活での出来事を利用して思い出す機会を作りましょう。

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曜日や日付を覚えることが得意な場合は、それとセットで出来事を覚えてみましょう
ルール・準備物
時間割やその日(or月)のスケジュール表
1 時間割やスケジュールを見ながら質問してみましょう
数日前のことになると、どう答えていいのかわからないみたい…そんなときに出来る工夫は?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「さんすうの前に何した?」
「さんすうの後に何した?」
「今日なにがあった?」

などお子さんの理解に合わせて質問の粒度を変えましょう。
最初から全て自分で思いだして答えなければいけない、ということはありません。質問の意味がわかり、おちついて答えられる環境を用意することが大切です。
お子さんが咄嗟に「わからない」と答えておしまいにしてしまうことを避けられるよう、ヒントをしっかり用意しておきましょう。
2 カレンダーを見ながら「◯曜日はなにした?」など数日前の主な出来事や予定を質問してみましょう
ワンポイント
習い事や曜日ごとの用事が決まっている日は、イラストや文字で出来事を書いておいてあげるのも1つです。 そのイラスト付きカレンダーをみながら、「火曜日はプールだった」など言うなかで、過去の出来事と曜日や時間が紐づいていくのでいいでしょう
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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