過去の出来事を順番に話すことが難しい

「今日は幼稚園で何したの?」と聞いても答えが返ってこない・・・こんな事ありませんか?
出来事を頭のなかで整理するために日常生活での出来事を利用して思い出す機会を作りましょう。

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過去のできごとを想起する練習は、大人が一緒に体験したことから始めます。お子さんは数分前のできごとでも思いだせなかったり何を聞かれているのか分からなかったりすることがあります。最初は、大人と一緒に直前に起こったことを言う練習から始めると良いでしょう。
1 お子さんと楽しく遊んだ直後に質問をしましょう
「何したの?」の質問が苦手みたい…どれを答えたらいいのかわからないのかな?そんなときの工夫は?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
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例えば、ジャンプをしたあとに「今何した?」とお子さんに聞いてみましょう。
すぐに答えられなかったり迷っている場合はすかさず「ジャンプ、したね」と大人が見本を伝えましょう。

大人の見本を聞いて「うん、ジャンプした」と繰り返してもらえるよう、少し間をあけて待ちます。
お子さんが答えられたら「そうだね!次は◯◯しよう!」「そうだね、もう1回あそぼう!」など声をかけて遊びに戻りましょう。


このように、過去の出来事の説明を求める前に直前の動作を声にだして確認する機会をつくっていけるといいですね。


遊びだけでなく、
夜ご飯の用意をしてる間に(お子さんが食事を確認できる場面で)「今日のごはん、唐揚げと何かな?」と質問してみたり、大好きなTV番組を見終えた後に「◯◯くん何みてたの?」と聞いてみるなど、直前の出来事や目の前の出来事を質問してみましょう。
ワンポイント
自宅で手を洗い終わった後に「手、洗い終わったね」、絵を描いたあと「絵、描けたね!」、レジで支払いをした直後に「チョコ買ったよ(ネ)」など、大人から直前の出来事を過去形で伝えていきましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 応用行動分析学 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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