過去の出来事を順番に話すことが難しい

「今日は幼稚園で何したの?」と聞いても答えが返ってこない・・・こんな事ありませんか?
出来事を頭のなかで整理するために日常生活での出来事を利用して思い出す機会を作りましょう。

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いつもの日常と少し違ったできごとは、記憶しやすいので練習の材料にします。たとえば、休日にレストランで外食したときの練習方法をお伝えします
1 レストランで食事をしている最中に「何食べているの?」と聞きます
毎日のルーティン以外のことだと、大体「わからない」と答える…そんなときに出来る工夫は?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「カレー」などと答えられたら、「そうだね!おいしいね!」など前向きな声かけをしましょう。 2 次に、レストランの出口を出たところ「レストランで何食べた?」と聞きます
毎日のルーティン以外のことだと、大体「わからない」と答える…そんなときに出来る工夫は?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんが少し迷っていたり答えられなかったら、大人が「カレーだったね」とすかさず教えてあげましょう。
また、「カレーかな?うどんかな?」と2択で聞いたり、食事を写真にとっておき「これだよね!」と見せるのもよいでしょう。

ワンポイント
お母さんと一緒に行ったことをだいたい正確に思いだせるようになってきたら、園や学校から帰ってきたときにその日のできごとを訪ねてみましょう。しかし、お母さんはお子さんが正しいことを言っているか確かめられないことが多いので、根ほり葉ほり聞かず、「そうだったの」と共感的な相槌をうちましょう。 何度も同じ質問をすることで、記憶が長持ちして数時間前のことも答えられるようになります。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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