複数の指示を理解することが難しい

「手を洗ったら、荷物片付けてご飯の準備してね」など「やること」を一度に伝えると、忘れてしまったり何をやればよいか分からなくなってしまったり……。複数の指示を実行できる工夫をしましょう。

21760 view

日常的に行うことは、スケジュール表を作って貼り出しておきましょう。
その場のみで行うことも、紙に手順を書き出します。
お子さんがスケジュールや手順を見ながら自分で行動できるようにします。
1.予め、毎日の繰り返し動作はスケジュール表などで示しておきましょう
聞くだけで全部覚えようとしてたかも…途中で内容をわすれても困らない工夫って?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
長文の指示が苦手でも、毎日の動作なら段々と習慣化し覚えて行ける場合もあります。
また、表になり書いてあることで、指示を途中でわすれてしまってもお子さん自身で予定表を見て、立ち返ることができるでしょう。
2.イレギュラーな予定も、簡単に書き出しておくと良いでしょう
聞くだけで全部覚えようとしてたかも…途中で内容をわすれても困らない工夫って?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
紙は、チラシの裏でも小さいメモ帳でもなんでもかまいません。
また、書き出すタイミングが何度もある場合は、小さなホワイトボードがあると便利でしょう。
小さなホワイトボードは100円均一などで市販されています。
ワンポイント
大人が手順を書き出すのではなく、お子さんにメモをとってもらっても良いでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『発語・会話』TOPへ戻る >