自分と違う意見を受け入れられず、自分の意見を押し通してしまう

相手の意見を全く聞かない、自分の意見が通らないと収拾がつかないほど怒ってしまう…こんなときはお子さんも苦しいですね。うまく意見を聞いたり話したりする方法をお伝えします。
6541
view
じゃんけんや多数決など、異なる意見がある状況を解決するための方法を学ぶことで、「0か100」かといった極端な考え方ではなく、譲ることや妥協案を考えることにもつながっていきます。
1
話のテーマを「遊びを決める」などに絞り友達同士で意見を出し合ってもらいます。
2
最初はお母さんが仲介して、「ミニカーがいい人?」「ボールがいい人?」と聞きます。
予め、「今から多数決で決めるよ」と大人から決め方についてのアナウンスをしておきましょう。
自分の意見が通らないとお子さんが感じた後に、多数決を提案すると「自分の意見に聞く耳をもってもらえていない」と感じてしまうこともあります。
予め、その場のルールとして決め方を提示しておきましょう。 3 「ミニカーは1人、ボールは3人だから、多いほうのボールにしようね。そのあとにミニカーで遊ぼうね。」と言い、数が多いほうの意見を採用することを伝えましょう。 多数決を取り入れるときは、
各意見ごとの票を集計し、ホワイトボードなどに書いて説明するようにしましょう
ワンポイント
最初のうちは、多数決のルールを理解してもらうように説明をしますが、途中から「どうやって決める?」と尋ねたり、じゃんけんで決めることを促したりして、物事の決めかたを学んでいきましょう。
自分の意見が通らないとお子さんが感じた後に、多数決を提案すると「自分の意見に聞く耳をもってもらえていない」と感じてしまうこともあります。
予め、その場のルールとして決め方を提示しておきましょう。 3 「ミニカーは1人、ボールは3人だから、多いほうのボールにしようね。そのあとにミニカーで遊ぼうね。」と言い、数が多いほうの意見を採用することを伝えましょう。 多数決を取り入れるときは、
各意見ごとの票を集計し、ホワイトボードなどに書いて説明するようにしましょう




井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
