ディスレクシアの困難への対処法・工夫
文字を見やすくする
ディスレクシアの中には、文字そのものを読みにくいと感じている人が多くいます。その対処法として、例えば、文字を大きく分かりやすい字体(フォント)にしたり、読む範囲以外の上下左右を隠したりすることで、文字を見やすくすることができると考えられます。こうすることによって、本人にとって文字が読みやすくなることがあります。ほかにも、文字が小さすぎて読むのが困難に見受けられる場合は拡大コピーなどの工夫が効果的な場合があります。
また蛍光ペンで重要と思われる部分にだけ色をつけることで、読む情報量を調整できます。これにより文章を読むことに対しての抵抗感を減らすことができることがあります。本人に合わせた工夫をしていくことが大事です。
また蛍光ペンで重要と思われる部分にだけ色をつけることで、読む情報量を調整できます。これにより文章を読むことに対しての抵抗感を減らすことができることがあります。本人に合わせた工夫をしていくことが大事です。
お子さんの「読みやすい文字」をさがしてみよう!
音声にする
ディスレクシアの人は、耳からの情報は理解できることが多いため、問題文などの文章を音声にして聞くことで宿題などがはかどることもあります。教科書を見ながらその音声を聞くことにより、文字・音・意味がつながりスムーズに理解できる可能性があります。最近では電子教科書というものもあり、音声での読み上げシステムが備えられているものもあります。
ふりがなやスラッシュを振る
漢字などが分かりづらい場合、ふりがな(ルビ)を振ることが効果的な場合もあります。教科書にふりがなを振ったり、テストにふりがなを振ってもらうのも効果的な場合がありますが、学校の先生や周囲の理解を得ることが難しいこともあります。可能であれば、学校や担任の先生と話し合いをし、合理的配慮をお願いするなど、周りに協力してもらいながら対応するといいかもしれません。
またディスレクシアがある場合、文章のどこまでがひとまとまりなのか理解できないことがあります。このような場合は「スラッシュ」(/)を引き、どこが文章の区切りとなっているのか、明確にすることで文章を読みやすくするという方法があります。
またディスレクシアがある場合、文章のどこまでがひとまとまりなのか理解できないことがあります。このような場合は「スラッシュ」(/)を引き、どこが文章の区切りとなっているのか、明確にすることで文章を読みやすくするという方法があります。
教科書の音読や、宿題を進めるとき、すぐにできる工夫は…
ノートなどを色つきのものにする
背景が白である文字よりも、青や緑など色がついていた方が見やすく、目が疲れずに文字が読める場合もあります。ある研究では、文字を読むスピードが上がったなどの報告もあります。合理的配慮の一環として、教科書に黄色のクリアファイルを重ねて音読させたところ、読みやすさが上がったというケースも報告されています。
文字だけじゃなく「読みやすい条件」を他にも探してみよう!(紙編)
スマートフォン・タブレットを活用する
スマートフォンやタブレットなどのICT機器を使うと、文字を拡大できたり、音読機能があったりと便利です。画面が見えにくい場合は、画面の設定などで背景を黒で白文字にするなど工夫することもできます。学校の理解があれば、板書を写真撮影したり、録音機能などにも利用できます。学習用の無料アプリなどを使って楽しく勉強することも可能です。
合理的配慮とは?考え方と具体例、合意形成プロセスについて【専門家監修】
ディスレクシアは治療できるの?
現在、ディスレクシアの医学的な治療法は確立されていません。一般的には対症療法として読み書きのトレーニングが行なわれます。しかし、ディスレクシアも含まれるLD・SLD(限局性学習症)は日本での認知度がまだ低く、対応が遅れている現状があります。子どもの苦手なことに対してさまざまな工夫を取り入れたり、家庭でもできるトレーニングをしてみるなど、周囲の人が協力することが大切です。
お子さんがディスレクシアではないかと感じた場合、小児神経科など専門の病院で検査し、専門家に相談することをおすすめします。ディスレクシアの検査は知能検査のWPPSI、WISC、WAIS、脳を調べるためのMRIなどが用いられます。ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)を併発していることもあるので、代替する検査をする場合もあります。
ディスレクシアを含む発達障害は、自立して生活できるように教育する「療育」と呼ばれるアプローチが効果的と言われています。最近では学校の勉強にタブレット端末などのICT技術を利用することで工夫する方法も注目されています。お子さんにあった方法やツールを活用することで、学習上の困難を少しでも緩和できるといいかもしれません。
お子さんがディスレクシアではないかと感じた場合、小児神経科など専門の病院で検査し、専門家に相談することをおすすめします。ディスレクシアの検査は知能検査のWPPSI、WISC、WAIS、脳を調べるためのMRIなどが用いられます。ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)を併発していることもあるので、代替する検査をする場合もあります。
ディスレクシアを含む発達障害は、自立して生活できるように教育する「療育」と呼ばれるアプローチが効果的と言われています。最近では学校の勉強にタブレット端末などのICT技術を利用することで工夫する方法も注目されています。お子さんにあった方法やツールを活用することで、学習上の困難を少しでも緩和できるといいかもしれません。
まずは専門機関で相談を
いきなり専門医に行くことは難しいので、まずは無料で相談できる地域の専門機関の相談窓口を利用するのがおすすめです。子どもか大人かによって、行くべき機関が違うので、以下を参考にしてみてください。
【子どもの場合】
・保健センター
・子育て支援センター
・児童発達支援事業所
【大人の場合】
・発達障害者支援センター
・障害者就業・生活支援センター
・相談支援事業所
相談をした結果、医療機関への受診をすすめられた場合は、迷わず専門の医師などに相談すると安心です。診断を受けて障害があったると分かった場合は、今後どのように対応していけばいいか適した対処法を聞くことができますし、仮に障害がなくとも普段の行動を見直すきっかけになると思います。
【子どもの場合】
・保健センター
・子育て支援センター
・児童発達支援事業所
【大人の場合】
・発達障害者支援センター
・障害者就業・生活支援センター
・相談支援事業所
相談をした結果、医療機関への受診をすすめられた場合は、迷わず専門の医師などに相談すると安心です。診断を受けて障害があったると分かった場合は、今後どのように対応していけばいいか適した対処法を聞くことができますし、仮に障害がなくとも普段の行動を見直すきっかけになると思います。
まとめ
ディスレクシアは日本での認知度がまだ低く、情報も少ない傾向にあります。本人は頑張っているのに周りから怠けていると思われてしまうこともあります。まずは保護者が文字の見え方が違う「ディスレクシア」という困難があることについて理解し、子どもがどんなときにどんな困りごとがあるのかを冷静に観察することも大切です。
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