特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は治療できるの?
特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は現在のところ、根本的な治療法はありません。症状を和らげるためには、周囲の環境を整えることや、療育的アプローチ(発達支援)、薬物療法などがあります。
※特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は、現在ASD(自閉スペクトラム症)に包含されています。
※特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は、現在ASD(自閉スペクトラム症)に包含されています。
療育
療育(発達支援)とは、障害のある子どもが社会的に自立できるように行う発達支援の取り組みのことです。本人の特性に合わせて必要なスキルを身に付けたり、環境調整をしたりすることで、困りごとの改善や得意を伸ばすことができます。
療育を通して、その子に合った学び方や人との関わり方を見つけやすくなります。
療育を通して、その子に合った学び方や人との関わり方を見つけやすくなります。
療育とは医療、訓練、教育、福祉などの現代の科学を総動員して障害を克服し、その児童が持つ発達能力をできるだけ有効に育て上げ、自立に向かって育成することである。
(出典:療育と教育の接点を考える|障害保健福祉システムHP)
薬物療法
特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)そのものを根本的に治す薬はありませんが、特定の症状を緩和するために使用することがあります。薬によって開始できる年齢や症状が決まっており、人によって副作用がある場合もあるので、主治医とよく相談し、用法用量を守って服薬していくことが大切です。
薬物療法は、症状を一時的に抑えるためのものであり、症状が軽減している間に、その子の課題に応じた支援を行い、自分に合った学び方や人との関わり方の獲得を促していくと効果的であるともいわれています。
※特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は、現在ASD(自閉スペクトラム症)に包含されています。
薬物療法は、症状を一時的に抑えるためのものであり、症状が軽減している間に、その子の課題に応じた支援を行い、自分に合った学び方や人との関わり方の獲得を促していくと効果的であるともいわれています。
※特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は、現在ASD(自閉スペクトラム症)に包含されています。

広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)は治療できる?薬は効果的なの?【専門家監修】

発達障害の症状に、「お薬」は効果があるの? ―児童精神科医・吉川徹(7)
特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)の場合、障害者手帳は取得できるの?
障害者手帳の取得により、就職時に障害に応じた配慮を受けやすくなったり、税金面での控除や医療費助成を受けたりすることができます。
取得できる手帳の種類
・療育手帳
特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は、現在ASD(自閉スペクトラム症)に包含されており、ASD(自閉スペクトラム症)の診断だけでは療育手帳付与の対象とはなりません。しかし、知的障害(知的発達症)を伴うと認められた場合は療育手帳が取得できます。
特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は、現在ASD(自閉スペクトラム症)に包含されており、ASD(自閉スペクトラム症)の診断だけでは療育手帳付与の対象とはなりません。しかし、知的障害(知的発達症)を伴うと認められた場合は療育手帳が取得できます。

療育手帳とは?受けられるサービスや他の障害者手帳との違いなど【行政書士監修】
・精神障害者保健福祉手帳
発達障害は、精神障害者保健福祉手帳の交付対象となります。そのため、特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)の症状によって、長期にわたり日常生活又は社会生活への支障があると認められた場合は、精神障害者保健福祉手帳を受けることができます。
発達障害は、精神障害者保健福祉手帳の交付対象となります。そのため、特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)の症状によって、長期にわたり日常生活又は社会生活への支障があると認められた場合は、精神障害者保健福祉手帳を受けることができます。

障害者手帳とは?種類ごとの申請方法と受けられるサービスを一挙にご紹介

精神障害者保健福祉手帳とは?判定基準やメリット、申請方法まとめ
知的障害(知的発達症)と精神障害のどちらも有すると判断された場合は、療育手帳と精神障害者保健福祉手帳を両方取得することは可能です。
まとめ
特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)は、早めに症状に気づくことで、療育(発達支援)や通院といった専門的な支援につながりやすくなります。
お子さまの発達に心配がある場合は、お住まいの地域の子育て相談や発達障害者支援センターなどの相談窓口に連絡してみることをことをおすすめいたします。
専門家や支援機関のアドバイスも参考にしながら、子どもの課題に応じた支援を受け、その子らしい学び方、過ごし方を身につけることを応援していきましょう。
お子さまの発達に心配がある場合は、お住まいの地域の子育て相談や発達障害者支援センターなどの相談窓口に連絡してみることをことをおすすめいたします。
専門家や支援機関のアドバイスも参考にしながら、子どもの課題に応じた支援を受け、その子らしい学び方、過ごし方を身につけることを応援していきましょう。
自閉症スペクトラムがよくわかる本
講談社
Amazonで詳しく見る


自分が話すことに夢中で、相手からのサインや表情になかなか気づけない…そんなときは?

広汎性発達障害(PDD)の診断・検査の内容は?診断は受けるべき?【専門家監修】

広汎性発達障害(PDD)とは?年齢別に症状の特徴を解説!【専門家監修】

広汎性発達障害(PDD)の子どもの接し方は?4つの困難と対処法、日常生活のコツと注意点まとめ【専門家監修】

【大人の広汎性発達障害】仕事での困りごと・対処法まとめ【専門家監修】

子どもの癇癪(かんしゃく)とは?癇癪の原因や発達障害との関連は?癇癪を起こす前の対策と対処法、相談先まとめ【専門家監修】


-
- 2