乳幼児期から思春期にADHD(注意欠如多動症)の多動傾向は変化する?年齢による症状の変化を解説

年齢によるADHD(注意欠如多動症)の症状の変化を解説

●0歳~1歳未満
ADHD(注意欠如多動症)の症状は未発達の乳児では、診断は困難です。そのため、乳児期にADHDと診断されることはありません。

●1歳~6歳(就学前)
幼児期に見らえる特徴の例として、じっとしていられない、癇癪(かんしゃく)を起こすことが多い、ものを壊したり、乱暴な遊びを好む、一つの遊びが短い、急に飛び出す、指示が入りにくいなどの症状があげられるでしょう。集団生活が始まり、困りごとがあらわれて専門機関に相談したり、医療機関を受診して気づく場合があります。

●6歳~小学校高学年くらいまで
例として、授業中でもじっと座っていることができず歩き回る、授業中勝手に発言することが多い、物を忘れたりなくしたりすることが多い、突発的な行動をおこすことがあり自分の怒りの感情をコントロールできないなどの困りごとがあります。

●思春期(小学校高学年くらいから)
思春期になると、幼児期や小学校低学年時に目立っていた多動性は落ち着いてきますが、感情のコントロールの困難、整理整頓、忘れ物、なくし物などの不注意行動は持続していることが多いです。
また、発達障害のある子どもは、思春期に入ると劣等感を抱きやすい、という傾向も報告されています。中学、高校では校則や定期テスト、部活動、さまざまな行事など、規律を守って集団行動をする場面が増えていきます。また、第二次成長をきっかけに、他者との違いも意識し始める時期です。思春期特有の悩みに寄り添いながら、自分自身の得意なところにも目を向けることができるように、サポートしていくことが大切です。

ADHD(注意欠如多動症)のある中1息子は、多動は目立たなくなったけどおしゃべりが止まらない!?【体験談】

ADHD(注意欠如多動症)のあるコウくんは中学生になり目立った多動はみられないけれど…学校から帰宅直後はいつもウロウロしながらおしゃべりをするそうで…
普段は「場の空気や人の気持ちを理解するのが苦手」「こだわりが強い」「人より物に対する興味が強い」などのASDの特性が目立つコウですが、ADHDの特性もいろいろとあり、ADHD治療薬を服用しています。
授業中に立ち歩いたり道路に飛び出したりするようなことはなく、一見目立った多動や衝動性はありません。
(中略)
元々「中学生男子にしては家庭内でよく話す方だ」と言われることもあるコウですが、学校帰りに話があふれ出てくるときは、学校で抑えていた特性を解放しているときなのかもしれないなと感じることがあります。
学校では興味のあることを話したくても一方的な独演会はできませんし、会話のキャッチボールをするときも「相手に伝わるかな?」と考えながら話さなくてはいけません。衝動性を刺激する要素は多くても、「今すぐ言いたい!」を我慢するシーンは家庭よりも多いだろうと思います。
そんなコウが家でノビノビとおしゃべりをあふれさせている間、「私は『王様の耳はロバの耳!』と叫ぶための穴のような存在になれたらいいのかな?」と思いながら、日々学校でのようすを楽しく聞かせてもらっています。
出典:https://h-navi.jp/column/article/35028836
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成長とともに学校での環境や、対人関係などは変化していくと思いますが、本人の好きや得意に目を向けながらその子にあったサポートができるとよいですね。

まとめ

ADHD(注意欠如多動症)の特性があらわれるのは、早くても2歳ごろです。特性がよりはっきりとあらわれるのは、幼稚園〜小学校に入学する7歳ごろと言われています。低年齢のころは「ADHD(注意欠如多動症)の疑い」として確定診断をせずに、慎重に診断・検査を行う医療機関もあります。

思春期になると、授業中にふらふらと立ち歩いたり、会話の流れを無視して突然周りの人に話しかけたりといった、幼児期や小学生時代に目立っていた行動は落ち着いてくることが多いようです。
成長と共に環境や、対人関係なども変ってくるものです。本人の好きや得意に目を向けながらその子にあったサポートができるとよいですね。
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