発達検査・知能検査を受けた経験は?アンケート結果やリアルな声、メリット・デメリットを紹介

ライター:発達ナビ編集部
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発達検査とは、子どもの心身の発達の度合いを調べる検査のことです。質問や観察、実際に道具を使って実施するなどさまざまな方法があります。知能検査は、主に物事の理解、知識、課題を解決する力といった、認知能力を測定するための心理検査の一つです。検査を受けることで、子どもの特徴を客観的に知ることができ、今後の関わり方のヒントにすることができます。
このコラムでは発達ナビ会員の皆さんにお答えいただいた「発達検査・知能検査」アンケートの結果や寄せられたコメント、検査に関するコラムなどについてまとめました。

【新版K式発達検査、WISC(ウィスク)など】発達検査・知能検査受けたことがありますか?アンケートの結果は…発達ナビ利用者から寄せられたコメントも紹介!

発達検査とは、子どもの心身の発達の度合いを調べる検査のことです。質問や観察、実際に道具を使って実施するなどさまざまな方法があります。知能検査は、主に物事の理解、知識、課題を解決する力といった、認知能力を測定するための心理検査の一つです。発達検査や知能検査を受けることで、子どもの特徴を客観的に知ることができ、今後の関わり方のヒントにすることができます。

このコラムでは発達ナビ会員の皆さんにお答えいただいた「発達検査・知能検査」アンケートの結果や寄せられたコメントを紹介。また、発達検査や知能検査に関するコラムなどについてもまとめました。

95%の方が発達検査、知能検査を受けたことがあると回答

発達検査・知能検査受けたことがありますか?アンケート結果
発達検査・知能検査受けたことがありますか?アンケート結果
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発達検査、知能検査を受けたことがある:95%
発達検査、知能検査を受けたことがない:4%
その他:1%
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/272
発達ナビ利用者の皆さんへのアンケートは「発達検査、知能検査を受けたことがある」を選んだ方が95%と大多数を占める結果となりました。検査などを行い、お子さんの発達について向き合う様子が伺えます。

【発達検査、知能検査を受けたことがある 】きょうだいで発達検査を受けた結果、特性を早めに知ることができて良い結果に

(略)
姉が小四、弟が小二で発達検査を受けました。

娘は、頭の回転は良いけれど、視覚的認知やワーキングメモリーが低いとのこと。息子は、集中力が続かないが、得意なことへの集中力への強みがあると。

IQも判定してもらい、しっかりと文書化してもらったので、担当医やスクールカウンセラーに提出して、関わり方のポイントのアドバイスがもらえるようになりました。
それ以降、検査はやっていませんが、子供達の特性を早めに知ることが出来て、良かったと思っています。
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/272

【発達検査、知能検査を受けたことがある 】年少で受けた新版K式発達検査。園だけでなく家族間での情報共有にも役立った

新版K式発達検査は息子がこども園年少の頃から、半年に1回程度の頻度で受けていました。
息子の特性を検査結果で示してもらうことで、夫や両親にも説明しやすくなり、園の先生との情報共有にも役立ったので、とても助かりました。
(略)
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/272

【発達検査、知能検査を受けたことがある 】発達検査で特性を把握。大学生になった今も検査の結果を活かした生活を

息子が園児時代は…スコアの数字に振り回されまくりました。「数字」って、素人にはメチャクチャ強烈なインパクトなんですよね。判定員(心理士)の先生方は、数字は伝えるけれど、それよりなにより「中味」をとてもとても丁寧に説明してくれているんです。
どういうところが得意なのか、どういうところが苦手なのか。苦手部分を得意なところで「カバー」するにはどうしたらいいのか?日常生活ではこういうところに困りそうだけれど、こういう「強味」があるから、こう工夫したらどうだろう?
小さいころは「数字」しか頭に残ってなくてですね…後から「数字」に囚われたことを後悔しました。
ただ、小学生になってからは…親の方も「特性把握」が進んだこともあり、Wiscの結果は「ですよねーw」という、「息子の特性再確認」みたいな状態でした。
(中略)
「言語理解(話言葉)が苦手」な息子の名言……(当時小学校低学年)
「口から出る言葉は、空中に消えて無くなって、見えへんようになるからワカランねん。
そやから、大事なことは書いて見せて」
この結果から、「大事なこと」は「目に見える形で伝える」が基本です。
息子とは大事なことほど「LINE」でやりとりです。
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/272
寄せられたその他のコメントなどもアンケート先でご覧いただけます。ぜひ参考になさってくださいね。

新版K式発達検査、WISC(ウィスク)、田中ビネー知能検査…さまざまな検査についての詳しいコラムはこちらから

発達検査とは?発達障害の診断は出る?検査の種類、費用など【専門家監修】

発達検査は子どもの社会性や認知、言語などのさまざまな領域の発達度合いを測っていく検査です。園などから発達検査をすすめられると不安な気持ちになるかもしれません。発達検査を受けるかは任意ですので、家庭で話し合って選択していくとよいでしょう。

発達検査を受けることで、子どもの特徴を客観的に知ることができ、今後の関わり方のヒントにすることができます。また、検査結果は療育支援にも活かすこともできるなど、受けることのメリットは多くあります。
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発達検査とは?発達障害の診断は出る?検査の種類、費用など【専門家監修】

新版K式発達検査について【専門家監修】

発達検査は発達支援や育児支援、学習支援などさまざまな支援の場におけるアセスメント・ツールとして活用されています。その中でもさまざまな支援の場で使用されることの多い新版K式発達検査は、子どもの心身の発達の状態を観察し、支援に役立てるための検査で、検査課題への子どもの反応から、発達の状態を多面的に評価します。

このコラムでは発達検査と知能検査の違い、新版K式発達検査の特徴や適用年齢、実施時間、費用や受ける前の心がまえなど解説いたします。
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新版K式発達検査について【専門家監修】

新版K式発達検査とは?準備や結果の見方、活用法など【専門家QA】

子どもの支援に役立てるために実施される新版K式発達検査。このコラムでは、
・新版K式発達検査、準備するものや心構えなどは?
・新版K式発達検査、結果の見方は?
など、気になる新版K式発達検査への疑問について鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授で公認心理師の井上雅彦先生にイラストを交えて分かりやすく回答いただきました。
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新版K式発達検査とは?準備や結果の見方、活用法など【専門家QA】

知能検査とは?知能指数(IQ)や検査の種類、結果の活かし方など【専門家監修】

知能検査は一人ひとりの特性を把握するための手段として、発達支援や学習指導、就学相談などで活用されています。知能検査は種類が複数あるとともに、その問題の内容が非公開なこともあり、内容について分からないという方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは、「ウェクスラー式知能検査(WAIS・WISC・WPPSI)」「田中ビネー知能検査」「鈴木ビネー知能検査」などの知能検査の種類、受けられる機関や費用、結果の活かし方のほか、知能指数などについて解説します。
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知能検査とは?知能指数(IQ)や検査の種類、結果の活かし方など【専門家監修】

WISC(ウィスク)検査とは?IVとVの違い、結果の見方も【専門家監修】

WISCは5歳から16歳の子どもを対象とした日本で広く使われている知能検査の一つです。WISC検査ではさまざまな問題が出題され、その回答結果によって子どもの知的機能を数値化しています。目にすることも多いWISCですが、どこで受けたらいいのか、どのような問題が出されるかなど分からないという方もいると思います。このコラムでは検査の概要や結果の見方、受けるメリットデメリットを解説します。
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WISC(ウィスク)検査とは?IVとVの違い、結果の見方も【専門家監修】

田中ビネー知能検査、就学児版 田中ビネー知能検査について【専門家監修】

田中ビネー知能検査は、子どもの知的側面の発達状態を客観的に捉えるための検査です。ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)、LD・SLD(限局性学習症)など、発達の遅れや偏りのある子どもの状態を把握し、支援方法や指導内容を検討することにも使われています。このコラムでは田中ビネー知能検査の特徴や適用年齢、実施時間や費用、検査結果の説明などについて解説をします。
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田中ビネー知能検査、就学児版 田中ビネー知能検査について【専門家監修】

発達検査、知能検査の結果を子どもの支援につなげていくために

発達検査、知能検査の結果はさまざまな支援・相談の場におけるアセスメント・ツールとして活用されています。発達ナビ利用者の皆さんへのアンケートの結果では「発達検査、知能検査を受けたことがある」を選んだ方が95%という結果にもなりました。発達検査、知能検査の結果を有効活用してお子さんの日々の過ごしやすさにつなげていけると良いですね。
<(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
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