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(68件)

ボディ・イメージと脳機能

ボディ・イメージとは、自身の身体感覚の記憶の痕跡であり、右脳の頭頂葉に記号として貯えられています。右脳の機能は、左手や、左視野、右耳、立体認知、空間的構造、簡単な言葉の理解、非言語的観念構造を司る部位であり、絵画的、音楽的、直感的とされています。左脳の機能は、右手や、右視野、左耳、立体認知、言語、書字、主言語野、計算を司る部位であり、観念的、算術的、論理的とされています。人は、右脳と左脳の両方を巧みに使いながら行動しています。 例えば、トラが近づいてくるのを見たとき、人の認知の働きはどのようになるでしょうか。まず、人の網膜に捉えられたトラの映像は電気信号に変換され、後頭葉に送られます。次に、頭頂葉で記憶の痕跡を辿り、知っているか知らないかを選別します。過去にトラを見たことがあれば、知っていると判断されるわけです。その後、左脳で外敵と判断されると闘争・逃走反応(闘うか逃げるか)の判断、選択がなされます。そして、運動中枢に電気信号が届いて、はじめて両足が動いて逃げるのです(あまり闘う人はいない笑)。これらの作業が一瞬で行われるわけです。 また、未就学児のケースでは、左利きを右利きに直してしまうだけで、吃音(どもり)やチックが生じるケースもあるようです。その理由は、脳で機能する部位が右脳から左脳へ転換されるためです。そもそも使われていなかった脳の部分を使おうとしているわけですから、仕方がない場合もあるのかも知れません。子どものボディ・イメージを鍛えようとするなら、上述したトラの時のように、刺激→認知→行動を適切に行えるようにすることが大切になります。その方法は、運動を通して行うばかりではなく、経験や体験を通してイメージ力や知識量を高めることも重要になると考えられます。

KIDSBASE さんかく/ボディ・イメージと脳機能
教室の毎日
21/03/18 09:59 公開

愛着形成について

今日は愛着についてお話しします。 ボウルビィによれば、愛着は、ある特定の親密な養育者との間に形成されるものであり、それが阻害されると、愛着は形成されづらいと言われている(養育的母性の剥奪)。愛着形成の始まりは、赤ちゃんとお母さんとの絆のようなものだと思われます。その愛着に問題が生じると、IWM(内的作業モデル)がうまく機能せず、大人になってから対人関係に支障をきたすと言われています。そもそも母子間において絆のような感覚が乏しいわけですから、その他の人とも絆のような愛着を形成できないのでしょう。 ○○による、アカゲザルの愛着の実験があります。ここで質問。アカゲザルの赤ちゃんが抱きついて離れなかった(愛着を示した)のはどちらの人形でしょうか。 ①針金に布が巻かれた人形 ②針金のみでミルクが出る人形            ・            ・               ・            ・            ・            ・            ・            ・            ・ 答えは、①です。 この結果から、食よりも肌の方が愛着形成には必要とされました。しかし、その研究には後日談があります。成長とともにその猿は群で過ごすことができなくなってしまったと言うのです。人の手によって母猿から離された結果…IWMが…。 子どもが、自分は愛されている、大切にされていると自覚することはとても重要なのだと思います。少し家族間のコミュニケーションを工夫するだけで、もしかしたら、その子どもの自覚は変わるかもしれません。また、IWMに関しては、大人になってからでも重要な他者(例えば、恋人や親友、師匠等)との関係次第では更新される可能性があると言われています。人が社会の中で生きていくためには、誰かに必要とされている、一人ではないと自覚できることも重要なのだと思います。

KIDSBASE さんかく/愛着形成について
教室の毎日
21/03/05 18:24 公開

ストレスマネージメントについて

今日は、ストレスマネージメントについてお話しします。読んで字の如く、ストレスを管理するわけですが、イメージできるでしょうか? そもそもストレスという言葉は、物理学の専門用語で、物体に対して外部から圧力が掛かり歪みが生じた状態を示しています。それを生物に置き換える形で、生物学者のセリエがストレス学説を提唱しました。本来、ストレスか無い状態はありえません。人間は、少なからずストレスを感じながら生活をしています。では、なぜストレスが原因で様々な精神症状が現れてしまうのでしょうか。 日常におけるストレスの原因(ストレッサー)は、人間関係や仕事、勉強、結婚、育児、引っ越し等が影響しているケースが多いように思われます。一見、ストレスではなさそうな事柄もストレスになっていることも少なくありません。また、短期で自力で解決可能なものから、長期で自力では解決不可能なものまであります。まずはストレスの質を明確にする必要があります。さらに、同じ環境にいても高ストレスの人と低ストレスの人がいます。簡単に言えば性格です。個人内要因であるその人の認知が関連しています。ポジティブな人もネガティブな人もいます。万能感や他罰感が高く楽観的な人もいれば、自責感や劣等感が強く悲観的な人もいるわけです。 ストレスマネージメントを行う際、ストレッサーに介入すると、大事になってしまいます。例えば、会社や結婚がストレスの場合、極端に言えば、退職や離婚が解決策となってしまうからです。最終的にはあり得る選択かも知れませんが、相手の変化を期待したり、やめるかどうか悩んでいてもなかなか解決には至りません。そんな時には、個人内要因の認知に介入をします。会社や結婚の場合には、上司やパートナーとの関係性の再構築を図ることが前提になります(どうしても嫌な場合もあります)が、現在のストレスのメカニズムを知る必要があります。ストレスの裏側に相手に対する自身の期待や欲求が隠れている場合もあります。相手に期待するあまり、裏切られイライラする時には、相手に対する期待を少し工夫してみます。その期待自体が相手のためか自分のためか、期待や欲求の全てが満たされていないわけではないか、期待や欲求自体に矛盾はないか等と認知を拡張します。もし、そんな風に認知変容が成功したなら、関係性の再構築とストレスの軽減が達成されているかも知れません。認知変容は、なかなか一人では難しいと考えられますので、相談できる人がいるといいのではないでしょうか。

KIDSBASE さんかく/ストレスマネージメントについて
教室の毎日
21/02/25 22:21 公開
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